築地場外で絶品のフィッシュバーガーが食べられる角打ち店「築地 魚政」が魅力的!

築地の新鮮な魚介が味わえる「角打ち」

店舗は対面カウンターのみのスタンディングスタイル
店舗は対面カウンターのみのスタンディングスタイル

 高崎さんは、海外で3年ほど日本料理店に勤めたあと、「せっかく海外まで来たし、日本に帰ったら独立して何か違うことをやろうと思った」そう。ハンバーガー屋を思いついたのは、NYにあったバーガー店がきっかけ。元々、板前なので、得意の魚を使った“フィッシュバーガーの店”をやろうと決めました。

 築地を選んだのは「海外の人も多く訪れ、新鮮な魚介をはじめ、いい食材が手に入る場所。しかし、周りは海鮮丼やお寿司屋ばかりなので、変わった料理を出す店をやるのにちょうど良かったんですよね」(高崎さん)。忙しい合間でもサッと食べられる旨いハンバーガーは次第に、市場の面々や観光客にも気に入られ、常連客も訪れようになったのです。

ふっくらジューシー! コクと旨味が滲むハンバーガー

「鱈フライバーガー」600円、フレンチフライとソフトドリンクのセットはバーガー代+500円
「鱈フライバーガー」600円、フレンチフライとソフトドリンクのセットはバーガー代+500円

 まずは、メインの「フィッシュバーガー」をいただきました。種類は鱈フライ、鯖の竜田揚げ、炙り〆鯖のバーガーに煮穴子ドッグ、本日のおすすめバーガーまであります。最初に食べるなら、定番の「鱈フライバーガー」がオススメ。

 メインの具材には、築地や豊洲を中心に仕入れた新鮮な魚を使用。天然酵母の小ぶりなパンに、キャベツや自家製ポモドーロソース、レッドチェダーチーズ、ガリ入りのタルタルソースが挟まり、魚のコクや旨味を引き出しています。

レッドチェダーチーズはバーナーでトロリと溶かしています
レッドチェダーチーズはバーナーでトロリと溶かしています

「鱈フライバーガー」を一口食べると、バンズとフィッシュフライのカリッ、フワッとした食感、ソースの味わいがバランスよく広がり、コクと旨味の宝庫! しかし、さっぱりといただけて、ペロリと食べてしまいました。

小ぶりなハンバーガーには何層にもなった具材が詰まり、栄養も豊富
小ぶりなハンバーガーには何層にもなった具材が詰まり、栄養も豊富

 ハンバーガーと合わせて、定番のフレンチフライ&ドリンクセットで注文しました。フレンチフライはなんと鰹節粉をまぶしてあり、なんともいえない香ばしさでやみつきになります。

 ドリンクは人気の「自家製ガリジンジャーエール」。ドリンクの中に生姜の粒が踊り、食感よし。生姜(ガリ)特有の辛さと酸っぱさが後を引きます。「ガリを入れたのは、お寿司と同じように、魚の臭みを消す効果があるからです」。なるほど、フィッシュバーガーに最適なドリンクですね。