ラーメン官僚が太鼓判を押す、大阪の本当に美味しいラーメン【2】

雑居ビルに佇む名店『マツヨシ大飯店』

『マツヨシ大飯店』は、東京の名店『宗家一条流がんこラーメン』で修業し、「なんばグランド花月」の正面で営業していた『がんこ十八代目』が移転し、屋号をリニューアルしたもの。

今回オーダーしたのは「塩ラーメン(ねぎ塩)」
今回オーダーしたのは「塩ラーメン(ねぎ塩)」

 ロケーションは、長堀橋にある雑居ビルの2階。マニア心をくすぐる隠れ家的な立地でありながら、営業時間中は行列が絶えないほどの人気ぶりを誇る。

チャーシューの代わりに「豚バラ肉」が。そして「温泉玉子」がのっている
チャーシューの代わりに「豚バラ肉」が。そして「温泉玉子」がのっている

 私がオーダーした「塩ラーメン(ねぎ塩)」は、キレとコクを見事に兼ね備えたスープが、会心の出来映え。

 定番のチャーシューの代わりに「豚バラ肉」と「温泉玉子」が搭載されるビジュアルは、同店ならでは。豚バラ肉から滲み出るジューシーな肉エキスと、スープとの相性は最高。中盤以降、温泉玉子の黄身を麺に絡め、ズズっとすすり上げれば、至福の境地が訪れる。

●DATA

店名:マツヨシ大飯店

住:大阪市中央区東心斎橋1-4−1オリエンタル東心斎橋ビル2F 206号
アクセス:大阪メトロ堺筋線/長堀鶴見緑地線・長堀橋駅7番出口より徒歩1分

●著者プロフィール

田中一明
「フリークを超越した「超・ラーメンフリーク」として、自他ともに認める存在。ラーメンの探求をライフワークとし、新店の開拓、知られざる良店の発掘から、地元に根付いた実力店の紹介に至るまで、ラーメンの魅力を、多面的な角度から紹介。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条から、年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。47都道府県のラーメン店を制覇し、現在は各市町村に根付く優良店を精力的に発掘中。