昔ながらのおでん屋台を楽しもう!全国のおでん集まる「静岡おでん祭2025」が3日間限定で開催

古くは大正時代から愛されてきた「静岡おでん」とは?

 そもそも「静岡おでん」とは、黒い出汁で煮込まれた「黒はんぺん」などの串刺しの具を、ダシ粉をかけながら食べる静岡のご当地B級料理。そのルーツは大正時代にまでさかのぼり、当時廃棄処分されていた牛すじや豚モツなどを、捨てずに煮込んで食べるためにはじまったといわれています。

「静岡おでん祭」会場の様子
「静岡おでん祭」会場の様子

「静岡おでん祭」の会場となる「青葉シンボルロード」は、戦後には約200台ものおでん屋台が軒を連ねていた場所。その後都市開発などによって屋台は姿を消し、一部のおでん店は「青葉おでん街」などに移転しましたが、現在でも地域の人々を中心に愛されています。

「屋台おでんゾーン」の屋台
「屋台おでんゾーン」の屋台

 今回で19回目の開催となる「静岡おでん祭」は、当時のおでん屋台の雰囲気を味わうことができます。今年は静岡県内から54店舗、全国各地から10店舗が出店し、さまざまなおでんを堪能することができますよ。

静岡おでんや駄菓子屋系おでん、全国のご当地おでんもご賞味あれ!

「ファミリーおでんゾーン」の屋台 [食楽web]
「ファミリーおでんゾーン」の屋台 [食楽web]

「屋台おでんゾーン」ではおでん屋台の“居酒屋系おでん”が楽しめるほか、「ファミリーおでんゾーン」では、静岡の学校近くにかつて多く存在した駄菓子屋さんで提供されていた、“駄菓子屋系静岡おでん”が楽しめます。おやつ感覚で食べられるので、親子で一緒に味わうのもおすすめです!

青森おでん
青森おでん

 さらに、「全国おでんゾーン」では、全国10の地域から集まったご当地おでんが楽しめます。「生姜味噌だれ」をつけて味わう「青森おでん」や、「加賀野菜」や海の幸を煮込んだ「金沢おでん」など、地域によって味付けや具材の異なるおでん文化をご堪能あれ!

●DATA
静岡おでん祭2025

期間:2025年2月28日(金)~3月2日(日)
会場:静岡県静岡市葵区役所前 青葉シンボルロード
営:2月28日(金)16:00〜21:00  ※一部店舗を除く
  3月1日(土)10:00〜21:00 ※一部店舗を除く
  3月2日(日)10:00〜18:00
https://odenfair.com/