【フーテンの寅みやげ】BEAMSディレクターが見つけた福井・敦賀「氣比神宮」の桃太郎

敦賀といえば「敦賀ヨーロッパ軒」

トンカツ、チキンカツ、ミンチカツの組み合わせの「ミックス丼」
トンカツ、チキンカツ、ミンチカツの組み合わせの「ミックス丼」

敦賀での昼食は「ヨーロッパ軒 敦賀本店」へ。前日まで福井名物の蕎麦を食べ続けていたので、この日はボリューミーな一品を。店内には地元に長く愛されてきた老舗の雰囲気が漂い、港町らしい洋食文化の歴史も感じられます。敦賀を訪れたなら一度は足を運びたい名店です。

福井城跡に建つ福井県庁
福井城跡に建つ福井県庁

せっかくなので前日までの蕎麦の話も少し。福井といえば辛味大根の「おろしそば」が有名ですが、寒さに弱い私はつい温かい蕎麦を選んでしまいます。それでも福井の蕎麦は格別です。

鯖江の名店「亀蔵」のかき揚げ蕎麦
鯖江の名店「亀蔵」のかき揚げ蕎麦

一日目は鯖江のそばの名店「亀蔵」でかき揚げ蕎麦を。地元産小麦を使用した十割蕎麦にこだわり、絶妙な揚げ具合のかき揚げも美味しい。福井の地酒と合わせたくなる一杯でした。次はぜひ夜に再訪したいところです。

武生の名店「御清水庵」のお蕎麦
武生の名店「御清水庵」のお蕎麦

二日目は武生駅近くの名店「御清水庵」へ。おろしそばで有名な人気店ですが、ここでも温かい蕎麦を注文。天ぷら盛り合わせは小サイズでも十分な満足感で、しかも良心的な価格。清らかな水で打たれた蕎麦と、揚げたての天ぷらの相性がたまりません。

天ぷらを小サイズにした理由は、名物の「とろろ昆布おにぎり」を食べるため。加えて、滋味深いきびだんごまでサービスで付いてきます。すべてを食べ終わった時の幸福感は格別でした。

仕事の合間の駆け足旅でしたが、短い時間ながら満足度は非常に高い滞在でした。北陸新幹線が敦賀まで延伸し、京都からの特急アクセスも良好。訪れやすくなった敦賀ですが、まだまだ人が少ない印象。

天然の良港というべき、入江の奥深くに位置する敦賀港
天然の良港というべき、入江の奥深くに位置する敦賀港

今回は触れられませんでしたが、もちろん海の幸や地酒も最高に美味しいです。日本全国、行きたい場所は尽きませんが、その中でも福井はいつも満足度が高い旅先。強くおすすめしたいと思います。

●著者プロフィール

鈴木修司(すずきしゅうじ)

BEAMS JAPANクリエイティブディレクター。三重県松阪市生まれ。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトを発掘。大学などで講師を務めることも。著書に『銘品のススメ』、監修書籍に『都道府県おでかけ図鑑』などがある。