
いまだ根強い人気がある「フルーツ飴」。SNS映えするビジュアルという理由にとどまらず、ワンハンドで食べやすいので食べ歩きフードとして幅広い世代に定着しています。
昔懐かしいりんご飴と比べると、非常に食べやすく、甘さのバランスも良く、果物そのもののおいしさにこだわった専門店も増えています。
パリッと弾ける食感と、ジューシーな果汁のギャップが人気の秘訣。ということで、今回はそんな「進化系フルーツ飴」を求めて、鎌倉にあるフルーツ飴専門店『amenone(アメノネ)』へ行ってきました。

場所は、小町通りから少し入った落ち着いたエリア。白を基調にした店舗はすっきりと可愛らしく、並べられたフルーツ飴の輝きに思わず目を奪われます。

『amenone』のフルーツ飴の特徴は、なんといっても飴の薄さにあります。厚さわずか1.6mmと極薄で、飴で丁寧に包まれたフルーツは、まるで宝石のようにキラキラと輝いていて、手にした瞬間から心がときめきます。

柑橘系の飴がけって初めて食べるので、想像がつきませんでしたが、ひと口頬張ってみるとパリッと薄く割れた飴の下から、じゅわっと果汁があふれ出し、さわやかな酸味とほろ苦さ、飴の甘さとがなんとも絶妙なバランスです。

意外な発見だったのが、店員さんおすすめの「ホイップクリーム」(150円)にディップする味わい方。罪深く味わうのもおすすめですよ。

ドリンクメニューも充実していて、今回いただいた「宇治抹茶フラッペ」もすっきりとした甘さで、暑さで疲れた体をほんわかと癒してくれます。

子どものころ、縁日で夢中になったあのおやつが、こんなにも洗練されたかたちで戻ってくるなんて! 大人も思わず笑顔になる一品でした。鎌倉散策のおともに、ぜひ味わってみてくださいね。
(撮影・文◎畠美奈子)
●SHOP INFO
店名:フルーツ飴STAND amenone
住;神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-26
営:10:00~18:00
休:不定(Instagramでご確認ください)
https://www.amenone.jp