
朝、適当にコーヒーをすすり、慌ただしくパンを胃に放る日が続くと、一呼吸おいて、誰かが手を加えた食事をゆっくり食べたい、そんな気持ちになってきます。
そうなると、明日は是が非でも早起きしようと心に決めて、“朝のごほうび”を味わうために出かけます。富山県で拠点生活をしている著者が最近気に入っているのは、富山駅から市電で4駅目にある「マンテンホテル富山」の1階にある「カフェ・ラルゴ」です。
モーニングを求めて。老舗ホテルが手がける憩いのカフェへ
『マンテンホテル富山』は、富山県高岡市や石川県金沢市などにも展開する北陸生まれのホテルチェーンです。クラシカルなインテリアと木のぬくもりを感じる落ち着いた空間は、宿泊者だけでなく、地元の人にも人気があります。

朝ごはんを外でいただくって、なんて贅沢なことなのでしょう。一日のはじまりにほんの少しの贅沢を添える選択だと感じます。なにも特別なものでなくて良いのです。焼き立てのトーストに、淹れたてのコーヒー。バターが少し添えられていたらそれで十分。
だけど、『ラルゴ』のモーニングセットは、トースト、ゆで卵、ヨーグルト、フレッシュな生野菜、ドリンクまでついてこのお値段なのです。

たっぷりとコーヒーが注がれたカップからは深みのある香り。一口飲むと、朝の眠気を吹き飛ばすようなビターな味わいで、ミルクを加えても負けない力強い味わいです。『カフェ・ラルゴ』で朝ごはんを味わう喜びを体験してみませんか。
(撮影・文◎岩井なな)