あおもり北彩館の売上1位! 八戸屋のせんべい菓子

青森のお菓子の定番といえば、塩と小麦粉を合わせた生地を丸い鋳型で焼いた、郷土菓子の「南部煎餅」。青森では、黒ごまが一番人気だそう。中でも『あおもり北彩館』で売り上げ1位を誇るのが「あめせんべい」。
前回の「北海道どさんこプラザで買える北海道の知られざるおいしい和菓子」の記事で紹介した「仲よし あめせん」と似ており、水あめを使用しているため冬季限定の販売。
そのほかのサンドせんべいも気温が高くなると販売を休止してしまうそうです。入荷分は販売しているようなので、あったらラッキー。

「チョコサンドせんべい」は、ごませんべいの香ばしさとミルクチョコレートのあまじょっぱさがクセになる美味しさ。「あおもり北彩館」の売り上げ2位(2025年4月は1位)の人気商品。
また、ごませんべいにチーズクリームがたっぷりサンドされた「チーズサンドせんべい」も売り上げ3位の人気者。
そしてチーズクリームに、カレーの風味が加わったのが「チーズカレーせんべい」。レトロなデザインの袋を開けるとフワッとカレーの香りが漂います。どこか懐かしい風味は駄菓子屋さんのカレーせんべいに似てるかも。
その他にも、シンプルなごませんべいやピーナッツを合わせて焼いた甘い「クッキーせんべい」も販売しています。
毎週水曜限定の「久慈良餅(くぢらもち)」

創業1907年の老舗『永井久慈良餅店』(青森市)は、銘菓「久慈良餅(くぢらもち)」で有名な和菓子店です。
その「久慈良餅」は、“いく久しく慈しまれる良い餅”という願いから名付けられ、もち粉にこし餡と砂糖、くるみなどを合わせて蒸した餅菓子。『あおもり北彩館』では毎週水曜日の15時から限定販売されます。
むっちりとした独特の食感と優しい甘味がどこか懐かしい雰囲気。中にはくるみがごろごろ入っています。

添加物や保存料は不使用なので、日持ちしません。もしも固くなってしまったら、封を開けずに真空パックの状態で茹でると柔らかくなるそう。封を開けてしまったあとに少し硬くなってしまったら、フライパンで焼くのもアリ。
同じく『永井久慈良餅店』の「板かりんとう」は、小麦粉と黒ビロードゴマに蜜を合わせた生地を、薄切りにして高級油で揚げた油菓子です。

かりんとうといっても、黒糖や砂糖などはまぶされておらず、ほんのり甘くて素朴な味わいです。

硬いので、バリボリと音を立てて噛んで食べたり、ポキンと小さく割りながらじっくり噛み締めて味わって。
紅玉をそのまま味わえる「薄紅(うすくれない)」

大正7年青森で創業の老舗『おきな屋』の銘菓「薄紅(うすくれない)」は青森産紅玉りんごの輪切りを砂糖で煮て、じっくり乾燥させてアップルグラッセにしたお菓子です。1つのりんごから2〜3枚ほどしか作れない贅沢な一品。芯や種子の部分もそのまま使われているのが特徴。

紅玉りんごの果実そのものの、シャキシャキした食感と爽やかな酸味が口いっぱいに広がります。そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトにトッピングしたり、紅茶やワインに浮かべて味わうのもおすすめです。
弘前の名物菓子「バナナ最中」

青森県弘前市の銘菓「バナナ最中」。雪国・青森でなぜバナナ? と思うかもしれませんが、青森のある和菓子店の店主が上京時に食べたバナナに感動し、バナナを最中で表現したのが始まりなのだそう。
その和菓子店で修業した職人を経由して市内の和菓子店に伝播。その中の1つがかさい製菓の「バナナ最中」です。

最中の中には、バナナ風味の餡がたっぷり。ふんわりとした甘みとバナナ風味が口の中に広がります。熟したバナナのように香りが豊かなので、コーヒーや紅茶との相性◎。