
●目黒不動尊の門前にひっそりと佇む甘味処『滝見茶屋』。ここで販売されている焼き芋が“とびきり美味しい”と話題を呼んでいます。噂の味を実際に体験してきました。
目黒不動尊でおいしい焼き芋が食べられる。そんな情報を耳にし、目黒不動尊・仁王門の左手、静かな境内に寄り添うようにある『滝見茶屋』へ向かいました。

お店に入る前から漂う甘い香り。誘われるように中に入ると、浮世絵が飾られた和室と畳席が心落ち着く和空間が広がっていました。木の温もりを感じるインテリアや、柔らかな照明が心を和ませ、ひと時の癒しを堪能できるのです。

さて、お目当ての焼き芋です。この日登場したのは、糖度50度超えの「紅はるか」。見た目にもつややかで、大ぶりの芋に心も浮つきっぱなし。

ひと口かじると、濃密な蜜感としっとり上品な甘さが舌に絡みました。「もう他のお店の焼き芋では物足りないかも」と思ってしまったほど。

焼き芋と一緒に楽しむなら、抹茶を推します。今回は、ミルクがまろやかな「抹茶ラテ」をチョイス。ほろ苦さとほっとするミルクの甘さとのバランスが絶妙でした。

ちなみに夏場には「冷やし焼き芋」も登場するそう。四季折々に焼き芋を楽しめる名店、また足を運びたいと思います。(ライター・加藤朋子)