クセになる味! 『ラーメン花月嵐』の期間限定メニュー「ザ・麻婆ラーメン嵐」がウマい

クセになる味! 『ラーメン花月嵐』の期間限定メニュー「ザ・麻婆ラーメン嵐」がウマい
食楽web

●『らあめん花月嵐』の期間限定メニューを調査!新潟の新星「ザ・麻婆ラーメン嵐」を食べてみた

「嵐げんこつらあめん」を始めとするパンチの効いた濃厚こってり系ラーメンが大人気のラーメンチェーン『らあめん花月嵐』では、5月10日より期間限定にて新メニュー「ザ・麻婆ラーメン嵐」の販売をスタート。

店頭POP(食楽web)
店頭POP(食楽web)

 今回の注目ポイントは、どうしたって気になる具材の「麻婆」と、ベースとなるスープのふたつ。前者は新潟県で愛されている「麻婆ラーメン」を基に独自のアレンジで作り上げた「特製・麻婆ダレ」をトッピングし、後者は2018年1月に発売した期間限定ラーメン「薬膳火鍋ラーメン天地天紅」のスープを使用するという、正直なところ「辛そう?」以外に味の想像が付かない仕様となっています。果たしてどんな味わいを体感させてくれるのか。お店にてそのテイストをしっかりと確認してみたいと思います!

麻婆とラーメンの組み合わせがクセになる!「ザ・麻婆ラーメン嵐」

「ザ・麻婆ラーメン嵐」980円(税込)。麺の大盛は不可
「ザ・麻婆ラーメン嵐」980円(税込)。麺の大盛は不可

 まずはスープからチェック。残念ながら「薬膳火鍋ラーメン天地天紅」を食していないため比較はできませんが、クミンやクローブ、カルダモンに朝鮮人参といったメジャーな香辛料を8種類も使っていながら、香りもテイストも薬膳っぽさは全くナシ。醤油ベースのすっきりした味わいとなっています。

麻婆ダレは「麻婆豆腐」として単独でイケる美味しさ!
麻婆ダレは「麻婆豆腐」として単独でイケる美味しさ!

 続いては主役の麻婆ダレ。お店オリジナルの「激辛壺ニラもやし」をブレンドして仕上げたその味は、コクのある辛さと挽き肉の旨み、水気が抜けた絹ごし豆腐の味わい、スパイシーさと適度に残るヒリヒリ感も含めて実にウマい! 普通に麻婆メシで食べたいくらいのハイクオリティです。

麺は中細ストレート。すすると山椒の風味が広がります。不思議!
麺は中細ストレート。すすると山椒の風味が広がります。不思議!

 最後は麺。こちらは基本仕様の中細ストレートで、つるっと柔らかな舌触りです。啜る度に山椒の風味がふわっと広がります。麻婆ダレを絡めていないのにこの風味、麺自体にも手が入った様子がないとなると、これはープの薬膳から来ているのかもしれません。うーん、何とも不思議な味わいですが、ラーメン自体の美味しさを全然邪魔していません。

 その風味にほだされて麺をさっさと片付けてしまった結果、器にはたっぷりのスープと具材が残った状態に。レンゲで具材を拾いながら、スープをゴクゴク…何だこれ、すごく美味しい! 麻婆ダレが溶け込んだことでスープに適度な辛さとコクが加わり、さらに底に沈んでいた挽き肉と刻み玉ねぎ、ザーサイが旨みと食感にアクセントをプラス。絹ごし豆腐の味と食感も、具材として問題なく成立しています。塩分の摂り過ぎにはなるべく気を遣おうという普段の心掛けなどすっかり忘れ、具材完食&スープ完飲でフィニッシュ。ごちそうさまでした!

まとめ

 麻婆豆腐をラーメンの具材にするのはどうなのよ? という、保守寄りな考え方をしていた筆者ではありますが、今回の「ザ・麻婆ラーメン嵐」を食した後はちょっとというか大分グラつきました(笑)。単品の麻婆豆腐として十分すぎるクオリティを持つ麻婆ダレと、その麻婆ダレを受け止めつつ自身の味をより一層高めるスープのコンビネーションは、本当に驚きの美味しさでした。

 とにもかくにも、インパクト絶大の味わいは試す価値が大いにアリといえる「ザ・麻婆ラーメン嵐」。ぜひお近くの『らあめん花月嵐』で、その美味しさを体感してみてください!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

ザ・麻婆ラーメン嵐

期間:2023年5月10日(水)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く国内の『らあめん花月嵐』
http://www.kagetsu.co.jp/