ランチ限定20食! 『高屋敷肉店』のカブリつきステーキ丼を食べてきた!

ランチ限定20食! 『高屋敷肉店』のカブリつきステーキ丼を食べてきた!
重さ約170g、幅約22cmのステーキが豪快にのったステーキ丼 | 食楽web

 東京・日本橋にある『高屋敷肉店(たかやしきにくてん)』をご存知でしょうか? A4ランク以上の雌牛ロースと朝挽きホルモンを専門とする食肉卸直営の焼肉店で、肉好きの間では知らない人はいないほどの有名店。こちらのランチタイムには限定20食の「カブリつきステーキ丼」(980円)を求めて開店前から行列ができます。

 このネーミングに惹かれて、肉好きの筆者も一度は食べてみたい! と思っていたのですが、先日ようやく食べることができました。開店20分前に着いたのですが、すでに4人待ち。「やった! 間に合った」と5番目をキープし、ひと息ついてから後ろを振り向くと、もう7~8人並んでいます。凄まじい人気ぶり。もう少し到着が遅れていたら、食べ損ねていたかもしれません。

 着席してから、オーダー前に代金を支払うと、それから約10分ほどで、お目当ての登場。ステーキは重さ約170g、幅約22cm。丼からはみ出しています。

ハサミやトングがついてくるので、食べやすい大きさにカット
ハサミやトングがついてくるので、食べやすい大きさにカット

 その名の通り、肉にかぶりつくのかと思いきや、ちゃんとハサミとトングも用意されています。豪快にかぶりつくのもいいですが、じっくり味わいたいので、細かくカットしました。

カットして、ひと切れずつ味を噛みしめながら食べるのもいい
カットして、ひと切れずつ味を噛みしめながら食べるのもいい

 ミディアムレアに焼き上がった肉には、甘めのタレがかかっています。それもたっぷりではなく、少しひかえめな感じです。そのため肉の旨みを邪魔していません。噛むほどに肉の味がギュッ! ギュッ! と押し出されてきます。この美味しさ、ずっと口の中で味わっていたいのですが、あまりに柔らかいのでとろけるようにすぐに消えてしまいます。嬉しいような残念なような…。

 肉とごはんの間には、焼肉屋さんらしくキムチが。肉汁、甘めのタレ、そしてキムチの味がごはんにしっかりしみ込んで、これまた食欲をそそる美味しさです。

 ところで雌牛の肉を専門に取り扱うお店というのも珍しいですね。雌牛は雄牛に比べて肉質がきめ細かく、舌触りなめらかでうま味も強いと言われています。その雌牛のウデ(カブリ)と呼ばれる部位のステーキなんですね。そう、このステーキ丼のネーミング、部位の呼称と「肉にかぶりつく」をかけたものだったのです。

(取材・文◎松本壮平)

●SHOP INFO

雌牛ロースとホルモン専門 高屋敷肉店 看板

店名:雌牛ロースとホルモン専門 高屋敷肉店

住:東京都中央区日本橋3-8-10 島崎ビル1F
TEL:03-3527-9362
営:月~金ランチ11:30~13:30(L.O.13:00)
  ディナー17:00~23:00(L.O.22:30、ドリンクL.O.22:30)
  土17:00~22:30(L.O.21:30、ドリンクL.O.22:00)
休:日・祝