【保存版】 “神やせダイエット”の石本哲郎が教える「若返りやせ」が叶う10ヵ条【後編】

【6】食物繊維は基本を知らないと全然摂れないので注意!

©mi ru si/photoAC
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 やせるにも若々しい体づくりにも、腸内環境が重要です。腸内環境が整い、消化吸収や排泄がスムーズだと、代謝も高まりやせやすい体になるし、便秘も改善されて肌つやも良くなります。しかし、ストイックにダイエットをしている人ほど、腸内環境が悪化しがちという落とし穴が。

 実は、ダイエットやボディメイクに必要不可欠なたんぱく質は、摂り過ぎると腸内環境を悪化させてしまうのです。そのため、たんぱく質をしっかり摂るなら、腸内環境を整える食物繊維もしっかり摂ることが大切になります。

 基本的に食物繊維は、糖質が多い食材に含まれているため、食物繊維量を最も簡単に増やすには主食で摂るのが一番。お米やパンを食べる際、もち麦やライ麦パンなど、食物繊維が豊富な食材を意識的に選ぶようにすると、手っ取り早く食物繊維量を増やせます。

 逆に、肉、魚、卵などのたんぱく質源には、ほとんど食物繊維が含まれていません。そのため、糖質制限のダイエットをしていると、自ずと食物繊維の摂取量も減ってしまうことに……。やせるために糖質の摂取量を減らす場合は、白米にもち麦を入れたり、海藻類やきのこ類など食物繊維が豊富な食材を摂る工夫をしましょう。食物繊維は意識しないと摂れないものと心得、こまめに摂る姿勢が大事!

【7】発酵食品は習慣にしちゃいましょう!

©umiphoto/photAC
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 発酵食品も腸内環境を整えるのに役立つ食品。若返りやせのためには、食物繊維と同様にしっかり摂っておきたいものです。発酵食品の効果を最大限に享受するには、毎日摂ることが大切。そのため、週末だけ発酵食品をたくさん食べても、平日はカップラーメンばかり食べてるようでは、効果はあまり期待できません。納豆1パックでいいから毎朝食べるなど、習慣化しましょう。

 発酵食品の中でもイチオシはやはり、納豆。食物繊維や血液をサラサラにするナットウキナーゼも含まれ、若返りやせのためのスーパーフードといえます。ただ、納豆が苦手な人も多いので、ヨーグルトやキムチなどでもOK。ヨーグルトなら朝食やおやつに、キムチならごはんのお供になど食生活に組み込んでしまうことが、摂り忘れない秘訣です。

【8】抗酸化作用は若返りの味方!

 老化や病気の原因、ダイエットの妨げにもなる活性酸素。この活性酸素による体の酸化を防いでくれるのが抗酸化物質です。とはいえ、SFの世界じゃないので、抗酸化物質を摂れば10歳若返るとか、残念ながらそこまでのパワーはありません。でも「効果が薄いからやらない」となると、それも違います。細胞レベルでは間違いなく、体にいいことは起きているからです。

 そもそも、若返りには特効薬みたいなものは存在しません。普段の食事でバランスよく食べたり、適度な運動をしたり、睡眠をしっかりとるなど、体にいいことを一つひとつ積み重ねることが何よりも大事です。抗酸化作用もそのひとつ。つまり、抗酸化系のサプリやスーパーフードばかり食べてても、運動もせず、食事にも気をつけていなければ、決して見た目が若返ることはないでしょう。一つひとつの効果は弱くても、広く浅く取り組んだ結果が見た目に影響を及ぼすのです。だから、アンチエイジングのためにやれることはやるべき! 抗酸化作用も味方につけておくべきです。

 抗酸化力が高く、手に入りやすい食材としては、ブロッコリースプラウトとパプリカがずば抜けています。カロリーも低いため、量を気にせず食べられるし、そのままサラダで摂れるのも便利なところ。また、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜も高い抗酸化作用を期待できるので、根菜類を意識的に摂るのも有効です。根菜類には食物繊維も多く含まれているため、摂っておいて損はなし!