セブンイレブンで「若返り&ダイエット」を叶える方法とは? カリスマトレーナー・石本哲郎が伝授

ダイエット中なのに、カレーもカップラーメンもOK!?

 外食の場合、カレーやラーメンといったメニューは脂質も糖質も多く、ダイエットやボディメイクに不向きなことがほとんど。しかし、コンビニは違います。例えば、セブンプレミアム商品のレトルトカレー。

「オリジナルカレー」が低カロリーで優秀!

セブンプレミアム商品の「ビーフカレー甘口」と「ごろっと野菜カレー」
セブンプレミアム商品の「ビーフカレー甘口」と「ごろっと野菜カレー」

 なんと、「ビーフカレー甘口」はたったの104kcal(中辛や辛口もほぼ同レベル)! 1日に必要な野菜の1/2が摂れる「ごろっと野菜カレー」も134kcal。ごはんは100g当たり156kcalなので、200gのごはんを足しても500kcal以内に収まります。ただ、レトルトカレーだとどうしてもたんぱく質が不足しがち。「ビーフカレー甘口」でもたんぱく質が3.2gしか摂れません。そこで再び登場するのが、頼れる味方「サラダチキン」です。

カレーに合うスモークタイプのサラダチキン [食楽web]
カレーに合うスモークタイプのサラダチキン [食楽web]

 中でもイチオシがスモークタイプのサラダチキン(110g)。100g当たりのたんぱく質量が25.4gで、これ一つで約28gのたんぱく質が摂れます。男性にも十分なたんぱく質量ですね。僕の場合、これをチキンカツに見立てて大きめにカットし、“なんちゃって貧乏カツカレー”にして食べるのがお気に入りです(笑)

サラダチキンをカツに見立てた石本流「貧乏カツカレー」。結構美味しそうでしょ?
サラダチキンをカツに見立てた石本流「貧乏カツカレー」。結構美味しそうでしょ?

「カレーもレトルトなら意外と低カロリー」ってことを知っておくだけで、ダイエット中のメニューのレパートリーも増えると思います。ただし、「キーマカレー」と「バターチキンカレー」は脂質が多く、高カロリーになりがちなので、必ず栄養成分表をチェックしましょう。

ノンフライ麺を選べば、カップ麺もいける

石本氏イチオシのカップ麺「博多だるま」
石本氏イチオシのカップ麺「博多だるま」

 カレーと同じく、「食べたら太る」と思われがちなラーメン。これも、コンビニならいけます!

 僕が好きでよく食べているのが、セブンプレミアムの「博多だるま」。パッケージには「コク濃背脂とんこつ」と、いかにもやばそうな文言が書かれていますが、脂質量は10.2g。一般的なカップラーメンと比較してみると、そこまで高くはありません。

「博多だるま」は一般的なカップラーメンに比べ脂質が低い
「博多だるま」は一般的なカップラーメンに比べ脂質が低い

 ノーマルなカップヌードル(オリジナル)で脂質14.6g、カレー味に至っては20.4gなので、全然違いますよね。どうしてこんなに差が出るのかというと、それは麺の違い。原材料名を見てみると、カップヌードルが「油揚げめん」と表記されているのに対し、「博多だるま」はシンプルに「めん」となっています。

原材料名に「油揚げめん」と「めん」の違いが
原材料名に「油揚げめん」と「めん」の違いが

「油揚げめん」はその名の通り、油で揚げてあるためどうしても脂質が高くなります。一方、「めん」はおそらく「ノンフライ麺」のこと。油で揚げていないため脂質量が抑えられていると考えられます。ノンフライ麺の場合、脂質は麺ではなくスープに入っているため、スープを残せばさらに脂質を削ることができます。つまり同じカップ麺でも、ノンフライ麺を選んでスープを残すという食べ方であれば、そこまで悪くはありません。

 逆に、カップラーメンではなく、「カップ焼きそば」はヤバイ。なぜならスープが存在しないため、脂質も塩分も額面通り、余すところなく摂取することになるから。カップ焼きそばは避けてノンフライのカップラーメンにするなど、地味なこだわりの積み重ねが健康や若返りにも効いてくるもの。細かく表示をチェックする習慣をつけましょう!

0カロリーの機能性ドリンクが超優秀!

栄養添加型の「ゼロサイダー」
栄養添加型の「ゼロサイダー」

「若返りやせ飯」を構成するにあたり、セブンイレブンで特筆すべき優秀アイテムが、バリエーション豊かな0カロリードリンクです。ダイエットにおいて、飲み物で余計なカロリーを摂らないことは十分、意味のあること。しかし、セブンイレブンの「ゼロサイダー」は別物。プラスαとして食物繊維、乳酸菌、ビタミンCなど、様々な栄養素が摂取できる機能性ドリンクになっています。

「0カロリードリンクの栄養なんて、大したことはないのでは?」と思ってる方もいるかと思いますが、そんなことはありません。野菜などの食品でも、サプリや機能性食品でも、0カロリードリンクでも、栄養素の性能は同じ。ただサプリのように凝縮されていないため、効果が少し落ちるというだけです。

例えばカップラーメン「だるま」にゼロサイダー。さらにたんぱく質のサラダチキンなどを組み合わせるとバランスいい食事に
例えばカップラーメン「だるま」にゼロサイダー。さらにたんぱく質のサラダチキンなどを組み合わせるとバランスいい食事に

 つまり、食事を組み合わせる際、不足している栄養素を0カロリーの機能性ドリンクで足すのもあり。カロリーはそのままに栄養だけをプラスできるため、めちゃくちゃ便利! しかもマジで美味しいし、ダイエットやアンチエイジングにも役立つため、ローテーションで飲むのもおすすめです。

結論

 コンビニ食の強みは、特化型商品を自在に組み合わせできること。女性はたんぱく質20~30gで500kcal、男性はたんぱく質30~40gで700kcalを目安に組み合わせましょう。基本的には、食べたいメインを1つ選び、上記カロリー内で不足分のたんぱく質を補ってあげればOK。その際に便利なのが、たんぱく質特化型商品の「サラダチキン」です。フレーバーやサイズも豊富に揃っているし、そのまま食べたり、カレーやパスタに混ぜ込んだりと使い勝手も抜群。脂質や糖質を上げることなく、たんぱく質だけを補強できます。

 ダイエットやボディメイクにおいて、一番に考慮すべきはたんぱく質とカロリーですが、更に一段階進んで若返りやアンチエイジングを目指すなら、他の栄養素にもこだわりを。セブンイレブンにはアンチエイジングに役立つ栄養素が添加された「ゼロサイダー」もあるので、プラスαの栄養摂取に役立ちます。栄養成分表示をしっかり確認し、足りないものをパズルゲームのように組み合わせていく。そうすれば、PFCバランスの整ったコンビニランチが完成しますよ。

(語り◎石本哲郎、インタビュー・撮影◎酒詰明子)

●プロフィール

石本哲郎

女性専門のパーソナルトレーナー。東京や神奈川にて、女性専門パーソナルジムリメイクや女性専門フィットネスショップリーンメイクを数店舗運営。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドについての豊富な知識と、自ら意図的に太ってやせる「減量」実験の成果から編み出した独自のメソッドで、のべ1万人以上の女性の体づくりを指導し、成功へと導く。ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意とし、「健康的かつきれいに女性の体を変える技術」には定評がある。代表作『神やせ7日間ダイエット』などを含め著書累計20万部を超える。

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