おかずも小鉢も自分で選ぶ! 大阪・梅田の『大栄食堂』が昭和時代から愛され続けるワケ

おかずも小鉢も自分で選ぶ! 大阪・梅田の『大栄食堂』が昭和時代から愛され続けるワケ
『大栄食堂』外観 | 食楽web

●大阪で人気の大衆食堂『大栄食堂』。ランチの「和魚定食」を味わいながら、長年愛され続ける理由を探ってみた

 グルメの街である大阪で一番の繁華街、梅田。そのど真ん中に一軒の大衆食堂があります。『大栄食堂』という昭和から続くその食堂は、存在を知っている人から深く愛され、自然と足が向くという雰囲気のお店となっています。

 筆者は最近、そういう定食屋にハマっているので、実際に食べに行ってきました。

 お店の近くには、赤い観覧車が目印で梅田のランドマーク的なショッピングビル「HEP FIVE」やクレープ屋などが立ち並び、若者が多く通るエリア。存在を知らないとなかなか気付けません。

 筆者自身も学生時代からこの辺りをよく歩いているのですが、まさか大衆食堂があると考えたこともなく、今回食べに行くまで気付いていませんでした。

[食楽web]
[食楽web]

 通りに面したお店の前に立ってみると、おかずが並ぶ陳列棚があって「THE昭和の定食屋さん」という感じ。

 暖簾をくぐって入ると外観から想像する煩雑としたイメージとは違う、テーブル以外は直線と白がベースの店内となっています。

 お店にお邪魔したのが日曜日の午前11時すぎ。ビールを飲みながら競馬新聞などを広げてこれから一勝負という人や近隣の人などが談笑しています。