大阪最強の串カツ店の一角！ ツウな大阪民が愛する名店『串カツ七福神』が人気の理由

とろんとろん、ぷるんぷるん！　名物の「どて焼き」が旨すぎる

　席についたらまず、お酒と名物のどて焼きを注文。なんとこのお店、440円以上の食事を注文すれば1杯目のお酒が110円という太っ腹価格なんです！　お酒の種類はプレモル生中、角ハイ、グラスワイン（赤・白）、樽詰スパークリングワインの5種類から選べます。

　どて焼きは串カツ屋に必ず置いてある定番メニューで、牛すじを少し甘めの白味噌で煮込んだもの。とろとろぷるぷるの食感で、噛むほどに牛すじの旨味が口いっぱいに広がります。濃厚ながらも後味はやさしく、ねぎのシャキシャキ感が良いアクセントに。

　お酒に合うのはもちろんですが、この甘辛いみそだれを白ご飯にかけて食べたい……。すごい勢いで食べてしまいそうなところを、なんとかこらえてペース配分しました。このお店に来たら、必ず注文してほしい逸品です。

揚げたてを食べられる！　ザクザク食感の串カツ

　串カツは50種類以上もあり、何を注文しようか迷ってしまうので、定番具材がセットになった「串カツ7種（海老、牛カツ、たまねぎ、スジ、いか、豚ロース、れんこん）」を注文してみました。

　串カツといえば「二度漬け禁止」が有名ですが、こちらの店舗はボトルタイプなので好きなだけかけられます。秘伝のソースはスパイシーかつフルーティーな味わいで、具材の味を引き立ててくれますよ。

　揚げたてを順番に持ってきてくれるので、アツアツの状態を楽しめます。衣は荒めのパン粉が使われていて、お皿に移すときに”コンッ”と音がするぐらいザックザク。クリスピーな衣と、中の具材の食感の違いが楽しい！

　海老といかはぷりぷり、豚ロースはしっとりとしています。玉ねぎはとろりとやわらかく、れんこんはシャキシャキとホクホクの中間。それぞれがベストな食感になるように揚げられています。

　続いて、スジ1本と牛カツ3本が登場。7種だから全部で7本だと思っていたら、牛カツは3本セットだったようです。「あと2本で終わりか……」と思っていたので、なんだか得した気分になりました。

　せっかく牛カツが3本もあるので、味変も楽しみましょう。ここで先ほど注文したどて焼きの出番。このどて焼きのみそだれを串カツに漬けて食べるのも美味しいんです。串カツを食べるときはぜひ、どて焼きも一緒に注文してみそだれを残しておいてくださいね。

調査結果

　地元の人に愛される串カツの名店『串カツ七福神』。牛カツがまさかの3本セットというサプライズがあり、串カツを合計9本も食べましたが、カラッとしているからか胃もたれしませんでした。リーズナブルに美味しい串カツを楽しみたい方におすすめの名店です。

（撮影・文◎安達 春香）