神楽坂で朝10時から翌朝6時までの20時間営業。ランチタイムはもちろん、深夜メシならぬ深夜ラーメンとしても人気の『俺流塩らーめん 神楽坂店』。特製塩ラーメンや熟成塩ラーメンを、卓上にあるさまざまなトッピングでアレンジして、自分好みにカスタマイズできる、まさに“俺流”のラーメンが味わえる店です。
この春、伝説の大盛り「超男盛りつけめん」が復活したとのウワサを聞き、早速調査開始！ 果たして男盛り、しかも超・男盛りとはいかにっ？ 期待に胸を膨らませつつ店へ向かいます。
店頭には「名物男盛り」「男盛り豚骨」など、男らしさ満点のラーメン写真と文字が訴えかけてきます。どれもパンチがきいてそう、塩ラーメンって穏やかなイメージだったのに、ここの塩は、男らしさバキバキの塩ラーメン？ さらに期待度がアップです。
待つこと数分、やってきたのは唐揚げや餃子がギュギュッと盛られた、大ぶり丼に入った麺とつけ汁。うぉ～。迫力ある！ トッピングは唐揚げ3個、揚げ餃子3個、味玉1個にチャーシュー2枚、メンマ、ホウレンソウ、白ネギ、ゆず。上から見ただけでは麺が見えない。つけ麺を頼んだのに、麺が見えないって何！ トッピングの存在感、ハンパなしです！
つけ汁は鶏白湯ならではの白く濁った汁。もちろん塩ベースです。こっちが通常のラーメン丼サイズで、麺や具の量に合わせて、つけ汁もたっぷりあるのがうれしいところ。計測したところ、麺のほうの丼が919g、つけ汁が367g（ともに器の重さを除く）。トータル約1.3kg。でも見た目の迫力は2～3kgレベルです。唐揚げと揚げ餃子の存在感が、実際の重さ以上にストロング感をかもし出しています。
まずは麺を引っ張り出す場所を作らねば。ということで、唐揚げを一口。この唐揚げ、ひとつひとつが大きい。それが3つも！！ 下味がついているので、そのままでおいしく味わえます。
夜だったらまずはビールとともに、つまみ感覚で唐揚げや揚げ餃子を先に食べて、シメ感覚で麺を食べるのもよさそう。つけ麺だから、麺がすぐ伸びちゃうことはないだろうしなぁ。なんてことを考えつつ、空いたスペースから麺を引っ張り出します。
「最初はトッピングを食べて、その後麺とつけ汁を味わって、さらに俺流トッピングでアレンジを楽しんでほしいですね」と話すのは店長の千住さん。ということで、唐揚げの次に揚げ餃子をパクッ。こっちはカリカリ、中ジューシー。こちらも下味がついているので、そのままでもいいし、卓上にある俺流ラー油や俺流マーにんにくをつけてもおいしい～。
チャーシューと煮卵は後半にしようかな～。つけ汁に入れておこうかな～、など、食べ進めつつも、この後どういう配分でいくか、俺流トッピングをどう楽しむか、なにから攻めるか、ワクワクが止まりません。
人気のトッピングを店長に聞くと「岩のりととろろ昆布ですね。次に梅、そして柚子胡椒です」。ということで、まずは1番人気の岩のり、続いてとろろ昆布をつけ汁にオン。すると、磯の香りがふわっと漂う和テイストアップ、さらにトロロ昆布のトロ味で、麺をすすったときのつけ汁とのからみ、持ち上げ力がアップ。うわ～、これは楽しい。
調子にのって、一口食べるごとに梅や柚子胡椒、ラー油にマー油と入れていきます。最初は濃厚な旨味のきいたスープ、麺を入れることで少し薄まったスープが、トロ味や辛味が加わって、より複雑な味へと進化。俺流ってすごい。食べ進めるうちにバキバキの男前味になった気がします。
麺を食べ終わったあとは、お楽しみの割りスープ。柚子入りのほんのり柑橘の香りを感じるスープをグッと飲んで完食！ ということで、食べ始めはトータル約1.3kgだったつけ麺ですが、トッピングを入れたり、割リスープで飲み干したりした結果、おそらく1.5kg？ ぐらい食べたと思われます。もっとお腹に余裕があれば、このスープでおじやにして、ゴハンでサラサラ～ってしめたくなるおいしさ。大満足のつけ麺でした。
「スープは食べている途中で温め直すこともできるので、気軽に声をかけてくださいね」と店長。ちなみにこの超男盛りつけめん、深夜に酔っ払いが勢いで頼んで、食べきれず残す人もいるそうです。酔っ払って気が大きくなって大食い挑戦……。超男盛りは、できれば酒の勢いを借りずに腹ペコの状態で食べましょう。
卓上のトッピングは、超男盛りじゃない普通サイズのラーメンでも、もちろん楽しめますが、全部の味を一気に楽しみたいなら大盛りが◎！ 少量ずつ入れて、少しずつ味の変化を楽しむのがおすすめです。もちろん、トッピングの唐揚げや揚げ餃子などで、マー油やラー油のダイレクトなおいしさも楽しんでから、ですね。“超”がつくぐらい男盛りなつけ麺なので、カッコよく食べて華麗に完食を目指しましょう！
（取材・文◎石澤理香子）
●SHOP INFO
店名：俺流塩らーめん 神楽坂店
住：東京都新宿区神楽坂2-11 第83東京ビル1F
TEL：03-3266-1050
営：10:00～翌6:00 ※スープがなくなり次第終了
休：なし
