カラアゲニストも悶絶! 蒲田『濃厚タンメン三男坊』で絶品からあげ×タンメンを食べてきた

カラアゲニストも悶絶! 蒲田『濃厚タンメン三男坊』で絶品からあげ×タンメンを食べてきた
衣が薄めのシャリッと食感が爽快なからあげ。タンメンとの相性も抜群 | 食楽web

 ラーメン屋さんの“サイドメニューからあげ”のレベルが上昇し続けています。このコラムでも何度かご紹介しましたが、ラーメンと相性のいい絶品からあげに遭遇することも珍しくありません。そんなお店のひとつが、東京・蒲田の『濃厚タンメン三男坊』。2017年にオープンしたタンメン専門店です。こちらのからあげが絶品との情報をキャッチして、さっそく取材を敢行しました。

JR蒲田駅西口から徒歩1分ほどの場所にある
JR蒲田駅西口から徒歩1分ほどの場所にある

 食券を購入したのは「カラアゲ・5個」(450円)。もちろんタンメンもいただきます(塩タンメン・750円)。

タンメン(塩)とカラアゲ(5個)。王道の組み合わせになる日も近いかも!?
タンメン(塩)とカラアゲ(5個)。王道の組み合わせになる日も近いかも!?

 このからあげ、とても上品な印象です。衣が非常に薄い! 筆者好みの衣です。余分な油を吸っておらず、しっかりとしていてシャリッという歯ざわり。肉はこれまた十分に味がついています。秘伝の漬けダレに半日以上漬けて味をしみこませているのだそう。生ショウガ、生ニンニクを使っており、これがさわやかな風味を演出しています。しかも肉がやわらかい。しみ出した肉汁には、漬けダレの濃厚な味が溶け込んでいて、これがまた美味しくて…。思わず肉汁だけ吸ってしまいました。

あふれる肉汁に悶絶
あふれる肉汁に悶絶

 ポイントは薄い衣です。肉の美味しさを一切邪魔せずに、それでいて口の中では肉とバランスよく一緒になってくれます。シャリ! フワ! の食感がうまい具合に混ざり合ってくれます。衣が厚めだとこうはいきません。肉を食べているはずなのに、口の中が衣だらけ、という残念なからあげも多いのです。

 タンメンは野菜のうま味がしみ出したスープが美味しい。高級な中華スープを飲んでいるようで、からあげによく合います。鶏ガラや豚骨などがベースのスープは、コクのあるあっさり系。味に深みがあり、口の中がシャキッとするような爽快感に包まれ、これがからあげの濃い味付けと相性抜群。気づくと、からあげ、スープ、からあげ、スープ…と、麺をすっかり忘れていたほど。ラーメンには餃子、という王道コラボにからあげが「待った!」をかける日も遠くないかもしれないと思った今回の取材でした(笑)。

●SHOP INFO

濃厚タンメン三男坊 外観

店名:濃厚タンメン三男坊

住:東京都大田区西蒲田7-28-5 中島ビル 1F・2F
TEL:03-6424-7205
営:火・水・木・日11:30~15:00 17:00~23:00
  金・土11:30~15:00 17:00~27:00
休:月(月曜が祝日の場合は火曜)

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。