東京・最新スパイスカレーの名店6選

ライフワークとして結実する
幅広い世代のためのゴアカレー

ウミネコカレー@西永福

チキンカレーとポークカレーの2種盛りサラダセット 1,200円(税込)。赤みを帯びたポークの方が若干辛口。ともにタマネギの甘みがしっかりと出ており、とろみのある食感で親しみやすい。キャベツと新タマネギのアチャール、パクチーなどほどよいアクセントも嬉しい。
チキンカレーとポークカレーの2種盛りサラダセット 1,200円(税込)。赤みを帯びたポークの方が若干辛口。ともにタマネギの甘みがしっかりと出ており、とろみのある食感で親しみやすい。キャベツと新タマネギのアチャール、パクチーなどほどよいアクセントも嬉しい。

 街角の小さなカフェのように、ゆっくりと時間が流れ る空間。運ばれてくるカレーは愛らしい見た目とは裏腹に、スパイスの複雑さが幾層にも重なる作り 込まれた逸品だ。それでいて辛さは控えめ、不思議と優しさすら感じられる。

「インドを旅した際にゴア州で出会った味が基本です。そこからお 父ちゃんやお婆ちゃんでも毎日食べられるように、油控えめの重さのない味を目指しました」。店主の古里おさむさんは新宿『Curry草枕』や三軒茶屋『シバカリーワラ』といった人気店の出身。プロミュージシャンとしての顔も持ちながら「カレー作りはライフワークとして一生続けたい」と笑う。

 店はオープンから年が経過し、すっかり西永福を代表するカレー屋に成長。週日だけこだわりの野菜を販売する『草木堂』、自家焙煎のコーヒー店『Jalk Coffee』など、地元の店との繋がりも深まり、メニューに反映されている。これからも地域に根ざし、末永く愛される老舗になっていくのだろう。

(左)「自家製プリン」はカルダモン入りで爽やか。『Jalk Coffee』の「ウミネコブレンド」とセットで550円。(右)『草木堂』の野菜をふんだんに使用したサラダ。自家製ドレッシングの味も評判
(左)「自家製プリン」はカルダモン入りで爽やか。『Jalk Coffee』の「ウミネコブレンド」とセットで550円。(右)『草木堂』の野菜をふんだんに使用したサラダ。自家製ドレッシングの味も評判

●SHOP INFO

ウミネコカレー

店名:ウミネコカレー

住:東京都杉並区永福3-55-3
TEL:070-6972-3103
営:11:30~15:00(14:30LO)、18:00~21:00(20:30LO)
休:月(火の営業はランチのみ)
予算/800円~2,000円 個室/なし カード/不可