東京・最新スパイスカレーの名店6選

力強いスパイスカレーは
美人カレー職人の技の結晶

SPICY CURRY魯珈@大久保

カレーと魯肉飯の合盛りプレートである「ろかプレート(魯珈チキンカレー)」950円。小麦粉を使わずタマネギとトマトの水分で仕上げるカレーは、辛さと甘さのバランスが絶妙。魯肉飯にもスパイスを使用することで見事な相性を実現
カレーと魯肉飯の合盛りプレートである「ろかプレート(魯珈チキンカレー)」950円。小麦粉を使わずタマネギとトマトの水分で仕上げるカレーは、辛さと甘さのバランスが絶妙。魯肉飯にもスパイスを使用することで見事な相性を実現

 「物心ついたときには、もうカレーが好きだった」という 店主・齋藤絵里さん。両親と一緒に小さな頃から食べ歩き、高校生のときにはすでにカレー屋になると決めていたという。

 やがて東京の名店『エリックサウス』に入店し、厨房勤務を志願。7年間腕を 磨いた後に独立に至る。そんな生粋のカレーマニアの半生の結晶こそが、ここ『魯珈』なのだ。

 しかしその可愛らしい姿から優しい女子カレーを想像するのは間違いだ。齋藤さんが追求するのはガツンとパンチのあるカレー。むしろ男らしささえ感じるインパクトで、スパイス愛好家を虜にする。大久保という街を選んだのも、スパイス店が多いから。新鮮なスパイスのアロマを追求する職人の心意気というわけだ。カレーは定番が3種と限定が1種。週一回のペースで変わる限定 カレーは、オープン以来、一度も同じものを作っていない。溢れ出すイマジネーション、スパイスへの探究心。そう、彼女は根っからのカレー職人なのだ。

(左)「ホットチャイ」200円。スパイス、ショウガがきいたチャイが、うれしい価格。和皿や湯呑みを使用するのもこだわり。(右)食後の口をリフレッシュするフェンネルも本場のスタイル
(左)「ホットチャイ」200円。スパイス、ショウガがきいたチャイが、うれしい価格。和皿や湯呑みを使用するのもこだわり。(右)食後の口をリフレッシュするフェンネルも本場のスタイル

●SHOP INFO

店名:SPICY CURRY魯珈@大久保

住:東京都新宿区百人町1-24-7 シュミネビル 1F
TEL:03-3367-7111
営:11:00~16:00、火・木11:00~15:00、17:00~20:00
休:日・祝
予算/950円 個室/なし カード/不可