ただ辛いだけじゃない! 「タバスコ」シリーズ6種類を全部味わってみた

甘みはあるが辛さもスゴイ「TABASCO スコーピオンソース」

一見するとオリジナルソースと同じような印象だが、あなどると痛い目をみることに……
一見するとオリジナルソースと同じような印象だが、あなどると痛い目をみることに……

 多少辛いだけでは満足できない! という人に使ってみてほしいのが、「TABASCO スコーピオンソース」です。辛さはなんとオリジナルソースの10倍! 日本では2019年に登場したばかりなので、まだまだ知られていないかもしれません。

スコヴィル値は23000~33000とケタ違い
スコヴィル値は23000~33000とケタ違い

 エビ、スープ、シチュー、ピザ、ディップ料理で使うのに適しているそうですが、やはり使用量は控えめにしたほうが安全。特種のスコーピオンペパーとグアバ、パイナップルをオリジナルソースに組み合わせており、辛さだけでなく甘みも感じられるのが特徴です。

怖いので2~3滴しか加えなかったが、それでもほかのTABASCOソースに比べるとダントツに辛い
怖いので2~3滴しか加えなかったが、それでもほかのTABASCOソースに比べるとダントツに辛い

 とはいえ、辛さに弱い筆者にとっては激辛。トマトソースに加えてみると、最初は平気なのですが、最後の最後に強烈な辛さが襲ってきます。

ガーリックの香りが楽しめる「TABASCO ガーリックソース」

お皿に出すだけでふんわりとガーリックの香りが感じられる
お皿に出すだけでふんわりとガーリックの香りが感じられる

 「辛さ」ではなく「香り」を楽しみたいときにおすすめなのが「TABASCO ガーリックソース」です。カイエンペパー、熟成したタバスコペパーマッシュ、まろやかなレッドハラペーニョをブレンドし、そこにガーリックをプラス。

スコヴィル値は1200~1800。ハラペーニョとオリジナルソースの中間くらいの辛さ
スコヴィル値は1200~1800。ハラペーニョとオリジナルソースの中間くらいの辛さ

 ピザ、パスタ、チキン、ディップ料理との組み合わせが絶妙だそう。酸味をしっかり感じるソースなので、ジャンクフード寄りな料理にいいのかもしれません。

ペパーとガーリックのバランスがよく、いろんな料理に使えそう
ペパーとガーリックのバランスがよく、いろんな料理に使えそう

 決して辛くないわけではなく、ほかのものに比べると穏やかな辛さです。隠し味としていろいろな料理にちょい足ししてみるといいですよ。

燻製香をプラスした「TABASCO チポートレイソース」

ほかのタバスコソースに比べると色が茶色い
ほかのタバスコソースに比べると色が茶色い

 タバスコソースのなかでも異色の存在感を放つのが「TABASCO チポートレイソース」ではないでしょうか。このソース、ピーカンの木で燻製した赤い完熟ハラペーニョペパーを使用しており、ソース自体にスモーキーな香りが残っているんです。

スコヴィル値は1500~2500
スコヴィル値は1500~2500

 燻製したペパーを天然スパイス、ビネガー、岩塩、水をブレンドしたタバスコペパーパルプと合わせて作られており、味わい自体はBBQソースのような印象。オリジナルソースの辛さを控え目にして、燻製の香りをプラスしたような感じです。

 ステーキなどの肉料理やチリスープとの組み合わせに定評があり、ビールカクテルのミチェラーダに使うのもいいそうです。最後にピリッと辛さが来るのがクセになります。

最後だけ辛さを感じる程度。スモーキーな香りが個性的なソース
最後だけ辛さを感じる程度。スモーキーな香りが個性的なソース

 これだけさまざまな種類のタバスコがあれば、料理によって使い分けることもできます。お気に入りのフレーバーを見つけて、いつもの料理を変身させてみましょう!

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●著者プロフィール

今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、利酒師とフードツーリズムマイスターの資格も持つ。