すぐできる男子つまみ!ごはんもビールも進む「さくさく鶏の竜田揚げ」の作り方

「さくさく鶏の竜田揚げ」のレシピ

材料(作りやすい量)

・鶏もも肉……1枚

〈下味〉
・醤油……大さじ2
・日本酒……大1/2
・生姜のしぼり汁……大さじ1/2

・片栗粉……適量
・油……適量
・レモン……適量

作り方

1.鶏もも肉の筋の部分などに包丁を入れてなるべく肉の厚さを均等にし、一口大サイズのそぎ切りにする

2.ボウルに醤油と日本酒、生姜の搾り汁を入れ、そこに1.の鶏もも肉を約15分ほど漬けこむ

3.フライパンで鶏がほぼかぶるくらいの油を温め、2.の鶏肉に片栗粉をまぶして、きつね色に揚げる(揚げている間、サクっとした食感を残すよう、なるべく箸で鶏に触れないこと)

4.器に盛り、レモンを添えたら出来上がり

 ところで、竜田揚げは、お好みでいろんなアレンジが楽しめます。例えば…

■鶏の竜田揚げ丼

 ポン酢(または醤油とスダチなどの柑橘果汁とを1対1で合わせたもの)を粗く刻んだ鶏の竜田揚げに回しかけ、温かいごはんに混ぜて丼に。白胡麻や山椒をアクセントに添えると格別です。

■からし竜田揚げ

 基本の下味に、からしを混ぜて作るからし竜田揚げも、スパイシーでおすすめ。

■魚の竜田揚げ

 竜田揚げは、鶏肉以外にも、カツオやサバなど、魚でも美味しくできます。お好みの食材でお楽しみください。

■たくさん作って翌日も食べたい時のTIPS

 プレーンヨーグルトに鶏肉をマリネして、下味をつけてから揚げると時間が経っても固くなりません。

 最後に余談ですが、竜田揚げとは「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」と歌でも詠まれている紅葉の名所、奈良県の竜田川が名前の由来で、下味に漬け込んで揚げたときの醤油の赤褐色な色あいを、紅葉にそまる竜田川に見立てて名付けられました。

 秋の晩酌のお供に、ぜひ作ってみてくださいね。

●著者プロフィール

奥田ここ

築地市場を「師」とあおぎ、旬の食材を中心にした和食及びイタリア料理の料理教室を主宰するほか、外国の方の参加や築地市場内での料理教室など、国内・海外で様々なスタイルの教室を開催。各種媒体・広告へのレシピ提供や、食材産地の取材、食に関するさまざまな話題の企画・執筆に加え、個別の要望に応じた出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし、無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
https://www.instagram.com/kokookuda/