冷やご飯でOK!赤ワインが進む「味噌仕立ての親子雑炊」のレシピ

「鶏と卵の親子雑炊」のレシピ

材料(2~4人分)

・鶏ひき肉……120g
・玉ねぎ(みじん切り)……1/6個
・塩……ひとつまみ
・卵(溶き卵)……1個
・プチトマト……8~12個
・ほうれん草……1/3わ
・冷やご飯……茶碗約1杯半
・出汁……500cc
・豆みそ……大さじ1
・白みそ……小さじ2
・みりん……少々

作り方

1.ボウルに鶏ひき肉、塩ひとつまみ、溶き卵小さじ1を入れてこね、最後に水分を搾った玉ねぎのみじん切りを入れて混ぜる

2.プチトマトのヘタを取り、浅く切込みを入れたものを熱湯に通し、皮に裂け目が出てきたら冷水にとり、皮をむく

3.熱湯に塩を入れてほうれん草を下茹でし、余分な水分を切って粗く刻む

4.冷やご飯をザルに入れ、流水で洗って水気を切っておく

5.鍋に出汁を入れ、軽く煮立ってきたら、1.の生地をプチトマトより少し大きめのサイズの団子にして、鍋に入れる

6.団子が踊りはじめたら、4.のごはんを入れてひと煮立ちさせた後、豆みそと白みそを溶き入れ、2.のプチトマトと3.のほうれん草も追加して、仕上げにみりんを回しかける。火を止め、残りの溶き卵を回しかけたら出来上がり

 米、肉、野菜を問わず、あらゆる個性の食材を受け止めてくれる雑炊は、日常の便利メニューです。今回の雑炊に入れたほうれん草以外にも、里芋やごぼうなどでも美味しくいただけます。加える具材は、鍋の中で余分な水分が出ないよう、茹でたり蒸したり下処理をしたものを使うのがポイント。

 そうそう、ご飯を入れたおひつは、使った後はさらしなどの布類で洗い、できれば毎回熱湯を回しかけて乾かします。ぜひキッチンのスターティングメンバーにしてみてください。

「鶏と卵の親子雑炊」にぴったりのお酒は?

 ボルドー・カスティヨン地区のメルロー主体の赤ワイン。ピュアさあふれる果実感と、奥行きや深みのあるぶどうの旨みが、味噌の持つ深いコクと調和し、ついペースが上がってしまう一本です。味噌のテイストと果実味のあるメルロー、和食とワインの組合せで大好きなもののひとつです。ぜひお試しください。

●DATA

おひつ

おひつ

問:有限会社栗久
TEL:0186-42-0514
価格42,000円(税抜)
※今回ご紹介したのは秋田県のものですが、選ぶ際のポイントは素材にごはんの美味しさを保持するための吸湿性があること。白木の無塗装がおすすめです。

Chateau Le Rey “Les Argileuses”2016

Château Le Rey “Les Argileuses”2016
(シャトー・ル・レイ・レ・ザルジルーズ 2016)

問:株式会社アストル (S.A L’Astre)
TEL:03-5283-7155
オープン価格(参考小売価格2,920円・税抜)
※アストルはボルドー専門のワインインポーター。アストルの系列店、東京・神保町のボルドーワインバー「レピック」でも味わえます。

●著者プロフィール

文・写真/奥田ここ

築地市場を「師」とあおぎ、旬の食材を中心にした和食及びイタリア料理の料理教室を主宰するほか、外国の方の参加や築地市場内での料理教室など、国内・海外で様々なスタイルの教室を開催。各種媒体・広告へのレシピ提供や、食材産地の取材、食に関するさまざまな話題の企画・執筆に加え、個別の要望に応じた出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし、無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
https://www.instagram.com/kokookuda/