グルメライターのおばあちゃんが作る「醤油ご飯のちらし寿司」が絶品すぎるワケ【我が家の定番レシピ】

酢が苦手な人も、偏食気味の子供も喜ぶ「醤油ごはんのちらし寿司」の作り方

[食楽web]
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 なぜ醤油ご飯だったのか理由を聞くと、「酸っぱいものが苦手だった」からだそう。作り方もいたってシンプルで、お米を炊く時に醤油を入れるだけです。

◎材料(4人分)

・米……2合
・昆布醤油……大さじ2
・水……お使いの炊飯器に合わせて

 祖母の家で使っていた醤油は、「昆布醤油」が基本。もしなければ、昆布を1枚浮かべてご飯を炊いてみてください。

 炊きあがりは、底に香ばしいおこげができて見るからにおいしそう! 醤油の香りがふわっと香り、食欲をそそります。

 ご飯が炊けたら、上にのせるトッピングを用意します。今回はおばあちゃんの味にならって、魚肉ソーセージ、錦糸卵、キュウリ、紅ショウガ。紅ショウガに合わせて、それぞれ千切りにしました。

 甘く煮たシイタケや干瓢は母たち兄妹も苦手だったようで、このラインナップだったそう。「家庭料理なんだから、こうじゃなきゃいけないってことないのよ」と母に言われ、肩の力が抜けた気持ちでした。

 盛り付けの準備をしていたところに、興味を持った子どもがやってきました。「これは、港のおばあちゃん(海の近くに住んでいるひいおばあちゃんの意)のレシピだよ」と言うと、快く手伝ってくれました。醤油ご飯でも彩りが良くなるよう、食材で元気な色を出すよう、工夫していたようですね。

 醤油ご飯にトッピングを散らしたら、完成! 醤油ご飯は香ばしく、適度に味がついているので、卵や魚肉ソーセージなど他の食材とも合っています。あと、紅ショウガが意外なアクセントで良い! 母も紅ショウガが嫌いだったけど、チラシ寿司に入っているのは好きだったとのこと。著者も酢飯より好きかもしれない。子どもも「このご飯おいしい!」といって、普段食べないキュウリも一緒にガツガツ食べていました。

「このちらし寿司、もっと早く知りたかったなぁ」。確かに茶色いご飯なので、食材の彩りでカバーする必要がありますが、味が絶妙! 海苔巻きや手巻き寿司にも応用できそうです。