おにぎりなのに握らない? フードライターの母が作る再現不能な「おにぎり&卵焼き」がおいしい理由を本人に聞いてみた【我が家の定番レシピ】

卵は一気に流し入れて! 「おいしい卵焼き」の作り方

 続いては、おにぎりと相性抜群の「卵焼き」の作り方をご紹介。我が家では朝食のほかにも、お弁当の定番おかずとしてかなり頻繁に登場していました。母の卵焼きのコツは、卵は回数を分けず、一気に流し入れること。そしてスクランブルエッグをつくるように短時間で一気に焼くことで、ふわふわトロトロの食感が完成するそうです。

◎材料

・卵(Mサイズ)……3個
・砂糖……小さじ2
・醤油……小さじ1
・バター……10g

◎作り方

1.卵をボウルに割り入れ、砂糖、醤油と一緒にかき混ぜる
<point>卵はかき混ぜすぎず、卵白が少し残る程度に

2.卵焼き用のフライパンを温めて、バターを溶かす
<point>ほかの油はしかず、バターをたっぷり使うことで、コクのある卵焼きになります

3.卵を一気に流し入れる

4.手早く卵をかき混ぜる
<point>スクランブルエッグを作る要領で、菜箸で卵をかき混ぜます。火が通り過ぎると炒り卵のようになってしまうので、火加減に注意!

5.卵を奥から手前に折りたたんでいく。3回程度折りたたみ、器に盛ったらできあがり!
<point>内側がゆるゆるでもOK。とにかく火が通ってしまわないように手早く畳みます

 卵焼きは回数を分けてじっくり焼くのではなく、一気に流し入れて軽く火を通すだけなので、あっという間にできあがりました。大きめにカットしてアツアツのままほおばると、トロトロの卵がじゅわっと溶けて、バターのコクと砂糖の甘みが口の中にいっぱいに広がります。やっぱり、たまらなくおいしい!

 ちなみに、卵焼きをお弁当に入れるときには、卵に火を通す時間を少し長めにして、完成したら冷ましてからお弁当箱に入れると、汁っぽくなるのを防ぐことができますよ。気になった方は、ぜひ試してみてください。

(撮影・文◎藤間 紗花)