あの「サッポロ一番」がラーメン店を出店!? 期間限定のポップアップレストランが虎ノ門横丁に出現

アレンジを通して「食を楽しむ」ことの大切を知る!

「冷麺風冷やしごま味ラーメン」700円。アジアンなニュアンスを漂わせる。別添の豚肉が効果絶大!
「冷麺風冷やしごま味ラーメン」700円。アジアンなニュアンスを漂わせる。別添の豚肉が効果絶大!

 続く2品目も「サッポロ一番 ごま味ラーメン」を冷製タイプにアレンジした「冷麺風冷やしごま味ラーメン」。こちらも付属の粉末スープと調味油を冷製仕立てのスープにして、キムチの汁と酢で、味に奥行きと酸味をプラス。麺の上には、パクチーとキムチ、きゅうりを盛り、別皿に特製ゴマダレをかけた茹で豚肉がそえられています。

 こちらは「レモンの冷やし塩らーめん」と異なり、アジアンなミュアンスが楽しめます。そのまま食べて美味しいのはもちろん、豚肉をトッピングすると味に深みが出て、また異なった美味しさが楽しめます。マッキー牧元氏によれば、カウンターに置かれたラー油と酢を使い、追ラー油と追酢をして、“味変”を楽しむのがおすすめだとか。

「ホクホクじゃがいものみそまぜそば」700円。“味変”のバリエーションの豊かさに驚かされた
「ホクホクじゃがいものみそまぜそば」700円。“味変”のバリエーションの豊かさに驚かされた

 そして最後。もっとも意外性に富み、味の振り幅が楽しめた一品。その名も「ホクホクじゃがいもの味噌まぜそば」です。

「味噌ラーメンなら麺がリングイネのように楕円形、塩らーめんなら喉越し良い形状といったように、『サッポロ一番』は味ごとに麺の形が異なる」とマッキー牧元氏が言う通り、「味噌らーめん」はスープが絡みやすい麺の特製を生かしてまぜそばにアレンジされています。

 味付けは粉末スープとバターがベースになり、茹でた麺をよく和え、その上にジャガイモ(インカのめざめ)と卵黄、バターを盛り付け。炸醤(中華風肉味噌)とパルミジャーノ・レッジャーノ、バターが別皿で添えられます。

たかがインスタントラーメンと侮るなかれ。「サッポロ一番」の可能性を存分に楽しめる
たかがインスタントラーメンと侮るなかれ。「サッポロ一番」の可能性を存分に楽しめる

 ただ、これらをはじめから一緒くたにしては面白くない。アレンジメニューを存分に楽しむならカスタムしながら楽しむのが、マッキー牧元流の味わい方なのです。まずは、そのまま麺を味わい、卵黄を潰しバターと麺を和えたり、追いパルミジャーノ・レッジャーノでコクを深めたり、さらに炸醤を加えて旨みを増減させたり……。

 今回の試食会で、身近な存在である「サッポロ一番」の新たな可能性を発見できました。そして一番の発見は、やはり「食を楽しむ」ことの大切さを実感したことです。同じひと皿ですが、徐々に味を重ねてアレンジしつつ、増減されていく美味しさを味わう。これぞ「食を楽しむ」ことの原点であり、ひいてはそれが「サッポロ一番」とマッキー牧元氏の共通する食に対するポリシーなのかもしれません。

「サッポロ一番」のブランドサイトでは、提供するメニューのレシピも公開している
「サッポロ一番」のブランドサイトでは、提供するメニューのレシピも公開している

 ちなみに、10日~18日までの後期には「冷やし台湾風みそラーメン」「かぼすの冷やししょうゆ味」「豚キムチの旨辛みそラーメン」が登場予定。『サッポロ一番 ひとてま荘Kitchen』の開催は7月18日(日)まで。ぜひ、「サッポロ一番」のアレンジメニューを楽しんでみてください。

●DATA

店名:「サッポロ一番 ひとてま荘Kitchen」

住:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー3F 虎ノ門横丁
営:11:30~15:00(14:30LO)、17:00~20:00(19:30LO)
※昼も夜も売り切れ次第終了
https://www.toranomonhills.com/toranomonyokocho/
※期間は 7月1日(木)~ 7月18日(日)、期間中定休日なし