ビール通が大注目するチェコ産ビール「ピルスナーウルケル」の魅力とは?

「タップスター」が注ぐことで真価を発揮!

日本初の「タップスター」佐藤裕介さん。東京・新橋の『ブラッセリービアブルヴァード』のオーナーでもある
日本初の「タップスター」佐藤裕介さん。東京・新橋の『ブラッセリービアブルヴァード』のオーナーでもある

 さらに、このビールの魅力を最大限に引き出してくれるのが“タップスター”という称号を持つ注ぎ手です。実はピルスナーウルケルでは「醸造家がビールを醸造する。ビールの注ぎ手が、ビールを完成させる」をコンセプトに掲げています。高度な技術を持つ注ぎ手タップスターが注ぐことで、最大限にピルスナーウルケルの美味しさが引き出される、というわけです。

 ピルスナーウルケルの代表的な注ぎ方の一つに、最初にグラスに泡を注ぐ「ハラディンカ」と呼ばれるチェコビール独特の手法があります。泡から先に注ぐってすごいですよね。そこで、チェコで研修・実習・試験を受け、日本初のピルスナーウルケルのタップスターとなった、佐藤裕介さんにその理由を聞いてみると…

「泡を先に入れることで、ガスが抜ける分、何杯でも飲めるようになるんです」とのこと。その飲みやすさから、チェコでは一晩で10杯飲む人もいるとか。さすがピルスナービール発祥の地ですね。

ピクルスやカナッペ、ハムなどと相性抜群
ピクルスやカナッペ、ハムなどと相性抜群

 ピルスナーウルケルに合うおつまみを聞いてみると、チーズやハム、酢の物、豚肉の加工品などをオススメしてくれました。地酒はその地の食材と一番合うと言われますが、チェコは海に面していない国なので、肉や発酵食品との相性がいいわけです。
「和食なら、漬物はもちろん、すき焼きなど甘辛系の料理もいいですね。アサヒスーパードライが食べたものの味をクリアにしてくれるのに対して、ピルスナーウルケルは食材に寄り添い合わせてくれる味わいなんですよ」とのこと。

『ブラッセリービアブルヴァード』では1杯880円。きめ細やかな泡も美味
『ブラッセリービアブルヴァード』では1杯880円。きめ細やかな泡も美味

 この『ブラッセリービアブルヴァード』(新橋)のほか、銀座のアイリッシュパブや恵比寿のビアバルなど、ピルスナーウルケルを味わえる店は全国で50店舗ほどあります。東京23区内なら、ピルスナーウルケルのサイトにある「ピルスナーウルケルが飲めるお店in東京23区」(https://www.asahibeer.co.jp/products/beer/urquell/shoplist/)をチェック。

 ドイツやベルギー、アメリカのビールともひと味違う、チェコの老舗ビール「ピルスナーウルケル」、この冬注目のビールで、ぜひ乾杯してみてください。

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