連日行列! 東京・日比谷の“世界一番安い”ミシュラン店『添好運』に行ってきた

『添好運』で絶対食べておきたい絶品点心は?

「ベイクドチャーシューバオ」

3個で580円
3個で580円

 では早速、料理をいただきましょう。まずは、このお店の代表メニューの「ベイクドチャーシューバオ」。ほのかな甘みがあるさっくりもちもちっとした生地のなかに、味がしっかりついたチャーシューが入った包子です。甘い生地とチャーシューの濃い目の味が絶妙にマッチした一品です。

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「海老とニラの蒸し餃子」

580円
580円

 こちらの「海老とニラの蒸し餃子」は、海老を贅沢に使用した蒸し餃子です。大ぶりな海老の食感と旨み、さらにニラ特有の味わいがたまりません。下味がしっかりついているので、薬味や調味料をつけなくても美味しくいただけます。

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「大根餅」

480円
480円

「大根餅」も、絶対に食べてもらいたい一品。香ばしく焼かれた表面が食欲をそそります。大根の美味しさを最大限に引き出した、もっちりとした食感の中に潜む、大根のシャキシャキッとした歯ごたえが魅力。風味づけには干し海老を使用した香港や台湾の伝統料理です。

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「塩豚のお粥 ピータンと塩卵入り」

480円
480円

 細かく切った塩豚やピータンなどを混ぜ込んだ「塩豚のお粥 ピータンと塩卵入り」は、とろとろに煮込まれお米の甘さに細かく切った塩豚の塩、さらにピータンの特有の味わいがアクセントになった奥深い味わいのお粥です。

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「鶏肉と生姜の蒸しご飯」

580円
580円

 骨付きのスペアリブがご飯の上に敷き詰められた「鶏肉と生姜の蒸しご飯」。鶏の旨みと甘辛のタレがマッチして思わず掻き込んで食べたくなる味です。お米には、もち米を使用しており、噛めば噛むほど甘みが出てきます。味がしっかり染み込んだもち米に鶏の旨み、甘辛タレが絶妙にマッチしたご飯です。

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「マーライコウ」

480円
480円

「マーライコウ」は点心の枠にありますが、デザートとしても美味しい甘い蒸しパンケーキ。ふわふわの食感に、あっさりとした砂糖や卵の甘さが、どこか懐かしさを感じさせる味わい。シェアしてもいいけれど、これは1人1個頼みたくなる点心です。

人気の秘密は味だけじゃない?「風水」も重要なキーワード!

店舗は個室も含め、92席
店舗は個室も含め、92席

 さすが香港というべきでしょうか。日本進出については2人のオーナーが「風水」を重要視。運気のよい場所をいくつも探した結果、日比谷シャンテのリニューアルに際してできた“正面に広場を持つ別館の1階”という理想的な場所に巡りあうことに。店内も入口の右側にキャッシュコーナーがあるなど、日本の一般的な店舗とは違う構造になっているのも、風水に基づくもの。ちなみにオープン日も風水で選んで4月8日にしたんだそうです。

オーダーはテーブルの紙に記入して渡すシステム。ランチョンマットには、メニューが載っているのでこれを見て番号でオーダーが簡単
オーダーはテーブルの紙に記入して渡すシステム。ランチョンマットには、メニューが載っているのでこれを見て番号でオーダーが簡単
蒸し器も複数あるため、オーダーから提供までもとても速い
蒸し器も複数あるため、オーダーから提供までもとても速い

 海外の添好運の店舗とのメニューの違いですが、日本の店舗では添好運の全ラインナップから厳選したメニュー27品を提供。オープン当初はベイクドチャーシューバオのみテイクアウトできますが、将来的には品数を増やしていく予定だとか。

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 噂に名高い添好運の点心の数々ですが、実際に口にしてみて納得。「世界一安いミシュラン店」の異名は伊達ではありませんでした。日本での価格も1品380円~580円で、4人で思う存分食べて1人3,000円程度。胃袋にもお財布にも優しい最高峰の点心を食べてみませんか?

(取材・文◎北本祐子)

●SHOP INFO

店名:添好運

住:東京都千代田区有楽町 1-2-2 日比谷シャンテ 別館 1F
TEL:03-6550-8818
営:11:00~23:00(22:00 LO)
http://timhowan.jp