「黄金IPA」のキーワードはなんといっても“はなごし”
IPA(インディア・ペールエール)といえば、多様なクラフトビールの中でも特に人気のスタイル。一般的には苦味が強いIPAですが、こちらの「黄金IPA」は、柑橘やトロピカルな香りが大きな特徴となっています。
使用されているホップは次の5つ。「コロンバス」「センテニュアル」「シトラ」「カスケード」「チヌーク」。これらを絶妙なバランスで配合することで生み出される豊かな香りこそが、黄金IPAの持ち味なんです。
ホップアロマが効果的にビールに残るよう、通常の仕込み時だけでなく、発酵後期にホップを加えるドライホッピングという手法を採用。これにより、パッションフルーツや、シトラスの爽やかでフルーティな香りをより強く感じられます。
また、氷砂糖を加えて発酵性糖比率を高めることで、ドライな口当たりに仕上げてあり、苦味やコクもしっかり感じられます。
香り、苦味、コクのバランスが秀逸。唯一無二のオリジナルビール
早速、「黄金IPA」をいただいてみます。華やかなホップの香りと突き抜けた苦味、コクのある味わいの調和が絶妙です。飲んだときのアロマ感(はなごし)は非常にフルーティー。なのに、ホップの苦味もしっかりと感じられ、非常に飲みやすいIPAです。
おすすめの料理をスタッフの方に聞いたところ、「香りを楽しんでもらいたいので、油っぽい料理よりも、サラダのようなさっぱりした料理と相性が抜群です」とのこと。というわけで、今回は上の画像のサラダとペアリング。確かに野菜のすっきりした味わいが、IPAの香りを損ねません。最後の一滴までずっとホップの香りを楽しむことができました。
「黄金IPA」は、『ライフ さいたま新都心店』や『ヤオコー浦和パルコ店』で購入可能。さらに『肉×クラフトビール 有楽町SORAバル』と『銀座 BAR CHAMUCOS』では提供を開始したそうです。先行提供を行っていた、中目黒の『ベアードブルーイング・タップルーム中目黒』では「黄金IPA」の正式導入も検討中だとか。香りを愉しむクラフトビールで、春の訪れに乾杯するのも悪くなさそうです。
●DATA
>>J-CRAFT
取材協力:ベアードブルーイング・タップルーム中目黒