「バーモントカレー」のレトルトと固形ルウは何がどう違うのか? 実際に食べ比べてみた!

バーモントカレーのレトルトバージョンの味わいとは?

 具材はビーフ、北海道産のじゃがいもとにんじんが目視で分かるくらいゴロゴロと大きくカットされたものが入っていました。家で作るカレーって、この具の大きさもポイントですよね。

 いざひと口。うーん! 甘くてまろやか。後からスパイスの香りがやってきます。「あれ、バーモントカレーってこんなにおいしかった?」と思うくらい、レトルト版はバーモントカレーの良さを活かしつつ、さらなるこだわりが感じられる味わいです。

 ということで、味の違いを確かめるため、固形ルウでも作ってみることにしました。実は固形ルウも最近リニューアルされています。なんでも一皿あたりの食塩相当量が調整されているほか、パッケージについても、年間で約206tのCO2排出量の削減を見込んだものに変更されているんだとか。

 ちなみに我が家は鶏肉、タマネギ、ニンジンで作りました。食べてみると、もちろんちゃんと美味。確かにバーモントカレーってこういう味だったよね! という感じ。でもどうしたことでしょうか……なんとなくレトルトのほうがおいしく感じます。

 シンプルに味が良いんですよね。食堂で出てきそうな昭和懐かしい味わいです。家族全員で食べるなら固形ルウ一択なのですが、昼食に一人で食べるレトルトは、これはこれでものすごくこだわって作ってあるなぁ、という印象。それぞれに良さがあると思いますが、今回はレトルトに軍配を上げたいと思います。

 最近はスパイスカレーが台頭していますが、やっぱり家で食べるカレーはこういう味が良いですね。日本のカレー万歳!

(撮影・文◎亀井亜衣子)