『台楽蛋ガオ』の台湾カステラを実食!
なるほど、台湾カステラの定義がよくわかりました。また、その中でも『台楽蛋ガオ』が、従来の製法を継承しながら、いかに美味しく飛躍させているかについてもわかりました。というわけでここからは『台楽蛋ガオ』の肝心の味をいただき、レビューしていきます。
まずオーソドックスな「プレミアムプレーン」からいただきます。包丁を入れるのもはばかれるほど、フワフワとした生地ですが、実際に口にすると、甘すぎず老若男女誰でもいただけそうな味わい。アイスや生クリームを乗せても美味しくいただけそうな、良い意味で主張が控えめなところも最高です。そのフワフワ・シュワシュワした食感がどこかクセになる印象も受けました。
続いて「プレミアムチーズ」をいただきました。「プレミアムプレーン」の優しい味に対し、こちらは濃厚で、全体にチーズ特有のコクと香ばしさを感じる設計になっています。加えて程よい甘さも感じ、こちらもまた一度食べたら忘れることができない味のように思いました。
続いて「宇治抹茶」をいただきます。まさに和製アレンジの最たるフレーバーとも言って良いものですが、宇治抹茶の優しい味わいが台湾カステラの生地にベストマッチ! 清涼感と甘味が絶妙に入り組み、なかなか上品な味に仕上がっていました。
次に「チョコレート」。優しい風合いの台湾カステラですが、チョコレートフレーバーになったことで、より強いコク、奥深い甘味を表現し、面白い味わいを表現しています。チョコではあるものの、日本茶や台湾茶などのお茶請けにも最適な味で、こちらもまた台湾カステラの可能性を大きく飛躍させた一品でした。
続いて「プレミアムアールグレイ」をいただきます。フレーバーティーの中でも芳醇な香りが特徴的なアールグレイを台湾カステラに転じたもので、生地に映るツブツブはなんと茶葉だとか。アールグレイの風合いを贅沢に味わえるフレーバーとなっている一方、ミルキーな印象もあり、どこかゴージャスにも感じる味のように思いました。
そして最後は「プレミアム焦がしバターバニラシュガー」。台湾カステラの表面にバニラシュガーが存分にふりかけられたもので、フワフワの食感と、ザクザクしたバニラシュガーの食感の融合が楽しく、また甘味を強く感じることができるため、筆者的にはベストなフレーバーでした。こちらもまたクセになる味でした。
次なる挑戦は「台湾カステラアイス」「飲む台湾カステラ」「台湾カステラプリン」…
定義を知った上でいただいた『台楽蛋ガオ』の台湾カステラですが、いずれも絶品で、手に取りやすい価格帯と合わせて、今後さらに人気が拡大していきそうにも思いました。『台楽蛋ガオ』の担当者の方に改めて話を聞きました。
「『台楽蛋ガオ』では今後も台湾カステラ製造の基本は厳守しつつも、日本の市場に合った商品展開を目指していきたいと考えています。さらに、台湾カステラを使った新しいスイーツの開発も進めています。具体的には『台湾カステラアイスクリーム』『飲む台湾カステラ』『台湾カステラプリン』などです。日本市場に合わせた新しいテイストの台湾カステラを開発し、台湾カステラが持つ魅力をより多くの方に知っていただきたいと思っています。ぜひ一度『台楽蛋ガオ』の台湾カステラをご賞味いただければ幸いです」(台楽蛋ガオ・担当者)
フレーバーの可能性だけでなく、次なるスイーツとのマリアージュも計画中という『台楽蛋ガオ』。台湾本土での「古早味蛋ガオ」は日本でさらに新しい味へと変化する勢い十分です。その動向に注目しつつ、『台楽蛋ガオ』の美味しい台湾カステラ、ぜひ一度食べてみてください!
(撮影・文◎松田義人)