カルディの謎すぎるご飯のお供「イクラのいらないイクラ丼の素」は美味しいのか?

「イクラのいらないイクラ丼の素」の味わいやいかに?

イクラと醤油を混ぜたような色をした液体のタレ
イクラと醤油を混ぜたような色をした液体のタレ

 さっそくご飯を炊いて、イクラなしのイクラ丼を試してみることにしました。でも、その前にこの商品の原材料チェックしてみましょう。「しょうゆ、魚介エキス、たんぱく加水分解物、砂糖、卵黄加工品、みりん、なたね油、食塩、こんぶエキス……」といった具合。確かにイクラの文字はナシ。

 さらに、実は密かに期待していたのは、“イクラ状のつぶつぶ感のある何か最先端のモノ”が同梱されていることでした。が、袋を開封してみたところ、そんなものはどこにもなく、あるのは液体のタレのみ。無念。これは食感などまったく期待できない。そう覚悟して臨まなくてはいけません。

「イクラのいらない イクラ丼の素」のパッケージの裏面
「イクラのいらない イクラ丼の素」のパッケージの裏面

 タレを開封して小皿に出し、匂いを嗅いでみました。魚介系の香りはしますが、果たしてこれがイクラの香りかと聞かれれば、断然NO。NO IKURAです。一瞬、星一徹ばりのちゃぶ台返しを決めたい気分になりかけましたが、ここはグッと我慢。とにもかくにも、炊きたてのご飯にかけて食べてみたのですが…。ここで奇跡が起きるのです。

「イクラのいらない イクラ丼の素」をご飯にかけてみました
「イクラのいらない イクラ丼の素」をご飯にかけてみました

 イクラが1粒も入っていないのに、確かにイクラの味がするんですよ。ちょっと甘めだけど、これはウニでもないしタラコでもない、まごうことなきイクラの味。もちろんイクラのプチプチした食感はありません。ただ、ご飯ひと粒ひと粒がまとったイクラ味によって、イクラ丼感はちゃんとある。

醤油のかわりに卵かけご飯に「イクラのいらない イクラ丼の素」をかけても最高です
醤油のかわりに卵かけご飯に「イクラのいらない イクラ丼の素」をかけても最高です

 そして大事なことは、「きちんと美味しい」ということ。いつもなら、これの応用を考えて、パスタソースや卵焼きに入れたり、なんとかうまい処分法を考えるところですが、これはご飯にかけるだけでいいし、リピ買いしたくなるほど美味しいです。

 たった120円で、2回もイクラ丼気分が味わえるこの商品。ぜひ試してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)