累計販売数600万超! 博多土産の新定番『ふくや』の「めんツナかんかん」3種を食べ比べてみた

常温で長期保存できる博多土産として大人気!

シンプルかつ間違いない食べ方はごはんのせ。やや色が濃い左が「辛口」、右は「レギュラー」
シンプルかつ間違いない食べ方はごはんのせ。やや色が濃い左が「辛口」、右は「レギュラー」

「めんツナかんかん」は、冷蔵品で賞味期限が短い明太子とは真逆で、賞味期限が長く、保存が利くお土産として2015年に誕生しました。

 ツナは口当たりが柔らかい国産のビンナガマグロを辛子明太子の漬け込み液に浸して作られているのですが、ラベルを見ると製造地は福岡ではなく静岡県。調べたところ、駿河湾に面した港町・由比に老舗の缶詰工場があり、そこが製造を引き受けているようです。

ピリッと辛く後味あっさりの「レギュラー」

「めんツナかんかん レギュラー」300円(税込)
「めんツナかんかん レギュラー」300円(税込)

 原料となるビンナガマグロは、その白っぽい肉質から「ホワイトミート」とも呼ばれ、実にソフトな食感で最高級の缶詰に用いられることが多いそう。

 まずは「レギュラー」から味わってみました。缶を開けてみると一般的なツナ缶よりフレークが大きめ。明太子の調味液に漬け込んであるので、鮭フレークのような色をしています。味見してみると意外に辛くない? と思いきや、後追いでピリッとした辛さ。油漬けに使用する大豆油は控えめで、ギトギトした感じがないのもいいですね。これだけで酒の肴にもなりそうです。

後引く美味しさにはまる「まろやか豆乳スープパスタ」

豆乳は沸騰させると成分が分離してしまうので、火加減は弱めがベター
豆乳は沸騰させると成分が分離してしまうので、火加減は弱めがベター

「レギュラー」で作ったのは、秋になると食べたくなるスープパスタ。ヘルシーに豆乳を使い、具はシメジとほうれん草にしました。

 作り方は簡単。サラダ油を温めたフライパンで具材を炒めたら、「めんツナかんかん」半量、豆乳100ml(無調整がおすすめ)、めんつゆ大さじ1を加え、沸騰させないよう温めて、茹で上がったパスタをサッと絡めればできあがり。仕上げにバターを加えると、コクと香りが増しますよ。

ツナフレークは細かく崩し過ぎないほうがリッチな仕上がりになる
ツナフレークは細かく崩し過ぎないほうがリッチな仕上がりになる

 まろやかな豆乳とバターのコクを感じるやさしい味わいに、程よい辛さのツナがマッチして、生クリームを使わなくても十分美味しい! 家族に作って出したところ、「これは旨いね!」と絶賛されました。パパッと簡単に作れるのもいいですね。