月に5万3千食が売れる鮮魚チェーン『角上魚類』の絶品弁当BEST3

『角上魚類』の人気弁当BEST 3とは?

『角上魚類』の弁当のなかでも最も売れているという「海鮮天丼」580円
『角上魚類』の弁当のなかでも最も売れているという「海鮮天丼」627円(以下すべて税込)

 それでは『角上魚類』で展開される弁当のうち、特に人気のものを3つピックアップしていきます。ダントツの人気は「海鮮天丼」(627円)で、これこそが月に5万3千食、合計3千万円オーバーを叩き出す弁当です。

 乗っている天ぷらはさつまいも、キス、あなご、海老、ピーマンなどの全6種。いずれも新鮮な魚類・野菜を採用している上、天ぷらを使った弁当にありがちなフニャフニャ感はありません。いずれもサクッとした衣と、素材の旨みを感じられる贅沢な味です。

「『角上魚類』では150円で売っているえびフライと同じものを使っているので、だいぶお得だと思いますよ」(佐藤課長)

「海鮮弁当」(580円)の天ぷらだけを取り出したもの。新鮮な素材と、絶妙な調理が活かされています
「海鮮弁当」627円の天ぷらだけを取り出したもの。新鮮な素材と、絶妙な調理が活かされています

 また、天ぷらだけでなく、タレもサラッとしたものが採用されており、天ぷらの味の良さを引き出しています。さらにシャリも、程よいパラパラ感があるお米で、冷めた状態で食べても十分美味しいです。

「他店の天丼弁当にはドロっとしたものを採用されていることもありますが、『角上魚類』では天ぷら専門店ようなサラッとした独自開発のタレを使用。また、冷めても口当たり良く感じる米を使っています」(佐藤課長)

実は最もお買い得の「銀ダラ西京焼き弁当」680円
実は最もお買い得の「銀ダラ西京焼き弁当」735円

 続いて、「海鮮弁当」に次ぐ人気弁当の一つという「銀ダラ西京焼き弁当」(735円)。『角上魚類』仕込みの絶品銀ダラに加え、副菜(エビチリ、ホタテの磯辺揚げ、ひじきなど)がのってこのお値段。銀ダラの西京焼きの濃厚な味を味わえる上、いずれの副菜も惣菜コーナーでは人気メニューとして販売されているもの。仮に、デパ地下などであれば千円代後半の値付けにしても良さそうなクオリティです。

「実は、弁当や惣菜部門で最も利幅が少ないのが、この『銀ダラ西京焼き弁当』です。735円ですけど、銀ダラ単体で486円で出しているので、ご飯や副菜をつけると利益が少なくなるので困るんですが(苦笑)。でも、前述のように他の惣菜の利幅と調整して、なんとか756円切りでお出ししています」(佐藤課長)

「牡蠣飯」380円。イレギュラーではあるものの、時期ごとに異なる旬の素材も弁当に
「牡蠣飯」411円。イレギュラーではあるものの、時期ごとに異なる旬の素材も弁当に

 そして、仕入れ時期によって異なる旬の素材を活かした弁当も人気とのことで取材時は「牡蠣飯」(411円)が飛ぶように売れていました。小ぶりのパッケージではありますが、味付けされたご飯の上に天然の牡蠣のつぶが6つも乗っています。プリップリの牡蠣の食感と、香ばしくも上品な味のご飯を楽しめます。

「こういった旬の素材を使った弁当目当てに来られるお客さんもいらっしゃいます」(佐藤課長)