おかわりが止まらない! 創業430年の老舗『魚商 小田原六左衛門』のごはんのお供が贅沢すぎる!

海苔の濃さに仰天!びよ~んと伸びる「ごはんの一番海苔」

680円(税抜)
680円(税抜)

 ふたを開けると現れるのは、神々しいまでの漆黒の佃煮。目を閉じるとさざ波の音が聞こえてきそうな、風味豊かな磯の香りが漂います。

 使用する海苔は、良質な海苔の産地として有名な有明海で、ごく限られた期間しか採れないという一番摘みの海苔のみ。カットせずそのまま佃煮にすることで、濃厚でとろけるような食感が楽しめるのだとか。

 もう待ちきれません……ごはんにのせて、いざ実食。つややかな佃煮をお箸でつまむと、まずその弾力というか、伸びのよさにびっくり。ごはんとともに口に運ぶと、と、とろける~。濃厚なのに上品な味わいで、これまでの人生で一番といっても過言ではない美味しさです。ふわっとした食感もたまりません。

口どけと香りのよさに脱帽!「高級ふりかけ 天辺」

680円(税抜)
680円(税抜)

  お次は、「高級ふりかけ 天辺」です。読み方は「てんぺん」ではなく「てっぺん」。お米が貴重品で毎日食べられなかった時代のことわざ、「米の飯が天辺へまわる」(すっかり贅沢になってしまったとの意味)に由来し、“ごはんにかけるとお米がさらに美味しくなるふりかけ”となるよう命名されたそう。シックな黒いパッケージからも高級感が漂いますね。

 小田原の地魚(さば)、昆布、しいたけ、松の実、キクラゲなど、山海の幸の旨味を絶妙なバランスに仕上げた「佃煮ふりかけ」で、とにかく香りのよさにうっとり。ほんのり甘いこの香りだけで、お茶碗一杯食べられそうです。

 ごはんと一緒に味わって、またうっとり。口どけのよい、しっとりソフトな食感で、食べた瞬間にさばや昆布などの旨味が口の中に広がり、ごはんがいくらでも進みそう。松の実などの食感も実にいいアクセントになっています。

贅沢な棒状の塩辛に衝撃!「王様塩辛」

800円(税抜)
800円(税抜)

 スルメイカで作られるのが一般的なイカの塩辛に対し、料亭などでお刺身に使用されるイカの王様、アオリイカが使われているのがこちら、「王様塩辛」です。ちなみにアオリイカのお値段はスルメイカの3倍以上するそうで、この塩辛がどれほど高級で贅沢かがわかります。

 小鉢に開けてまず驚いたのは、その見た目。筆者が知っている塩辛は、クニャリと曲がっている塩辛ですが、こちらの塩辛はピーンとした棒状です。

 一口食べてみると、これも旨い! お刺身のような弾力と舌触りで、イカ刺しの肝和えを味わっているかのよう。味は想像よりもずっとまろやかで上品で、塩辛は苦手という人も食べやすそうです。白いごはんはもちろん、酒の肴にもうってつけですよ。

 小田原の老舗魚商が作った究極のごはんのお供3選、いかがでしたでしょうか? どれも素材からして贅沢で、大人が満足する逸品ばかり。実店舗のほかオンラインでも購入できるので、ぜひ、老舗こだわりの味を体験してみてください。

(撮影・文◎池田実香)

●SHOP DATA

魚商 小田原六左衛門外観

店名:魚商 小田原六左衛門

住:神奈川県小田原市栄町1-1-15
TEL:0465-20-4363
営:10:00~20:00
休:無休
https://odawara-rokuzaemon.com/