『久世福e商店街』で見つけた最強のご飯のお供「金のさんま」が美味しい理由とは?

東日本大震災で被害を受けつつ、守り抜かれた秘伝のタレ

 なんと完成までに4日もかけて、行平鍋でじっくり炊いていきます。味を決めるタレは30年以上、継ぎ足しながら使っている「かえしたれ」を使用。余計な脂を落とし、骨まで味が染み込み、ホロッと柔らかくなったところで完成です。

 骨までとろけるように柔らかで、全体にタレがジュッとしみ込んでいます。煮汁もご飯と相性バツグンで、最後の一滴まで余すことなく味わい尽くせます。

 この「金のさんま」を製造しているのが、宮城県気仙沼市で水産加工品をする『斉吉商店』。気仙沼と言えば、2011年の東日本大震災で被害を受けた地域の一つ。『斉吉商店』の工場も津波ですべて流されてしまい甚大な被害を受けたそうですが、社員の方が「このタレだけは守らなければ」と命がけで持ち出したそうです。

 大正10年創業の歴史と伝統を受け継いだ「長年の旨みが蓄積したタレ」は、食べやすく、万人に親しまれる味わいでご飯のお供の新定番になりそうです。気仙沼のふるさとの味、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

●DATA

金のさんま

内容量:6切入(約190g)
原材料:さんま(三陸北部沖)、醤油、砂糖、還元水飴、清酒、みりん、魚醤、生姜、食塩(原材料の一部に小麦、大豆を含む)
価格:1080円(税込)
賞味期限:冷蔵60日間