「大豆肉=おいしくない」はもう古い! 次世代の植物肉「ミラクルミート」を使った料理を体験してきた

次世代ミラクルミートの旨味の秘密は「丸大豆」

右が「ミラクルミート」の主原料である発芽生丸大豆。普通の大豆と比較すると、口の中で弾けるような濃厚な旨みがある
右が「ミラクルミート」の主原料である発芽生丸大豆。普通の大豆と比較すると、口の中で弾けるような濃厚な旨みがある

 ミラクルミートが“次世代植物肉”と呼ばれる理由は、原材料と製造方法にあります。一般的な大豆肉の主原料は、大豆の油を搾った後の残りもの。食感は動物肉に似ていますが、旨味が少ないのが欠点でした。一方、ミラクルミートの主原料は丸大豆。オレイン酸リッチ大豆を使用して大豆特有の青臭さとクセをなくしています。

 さらに、旨みや栄養価を増大させるために「落合式プレッシャー法」というコア技術を採用。動物肉の食感に近づけるべく、大豆を押出成形機「エクストルーダー」にかけ、独自の膨化成形技術を使うなど、ミラクルミートは最新テクノロジーの賜物なんです。

「いしがまやハンバーグ」でもミラクルミートを味わえる!

「プレミアムハンバーグライト」(1480円・以下全て税込)は、ライスもしくはパンとスープ付き。見た目は普通のハンバーグと同じ
「プレミアムハンバーグライト」(1480円・以下全て税込)は、ライスもしくはパンとスープ付き。見た目は普通のハンバーグと同じ

 ミラクルミートは公式オンラインショップとUber Eatsで注文できるほか、ハンバーグ専門店『いしがまやハンバーグ』でも味わえます。それが、牛肉とミラクルミートを50%ずつ配合した「プレミアムハンバーグライト」と、ミラクルミートを100%使用した「プラントベースミートハンバーグ」です。

「プレミアムハンバーグライト」は、牛の脂と、ミラクルミートのヘルシーさを合わせたいいとこ取り。牛の濃厚な旨み、脂の甘さを楽しめる一方で、ミラクルミートのおかけで獣臭さやしつこさは抑えられています。牛100%だと胃もたれしてしまうことが多い筆者でも、最後までおいしく食べられました。

「プラントベースミートハンバーグ」(1580円)はライスもしくはパンとスープ付き。表面はカリッと香ばしく、中はふわふわ
「プラントベースミートハンバーグ」(1580円)はライスもしくはパンとスープ付き。表面はカリッと香ばしく、中はふわふわ

 一方、「プラントベースミートハンバーグ」は植物肉らしいふわっとした食感が特徴で、発芽大豆のまろやかな風味を楽しめます。動物肉と比べるとガツンとした旨みは控えめですが、付け合わせの醤油ベースのソースを合わせれば濃い味が好きな人でも大丈夫。表面のカリッとした香ばしさは動物肉を上回ります。