お米が旨くて大盛り無料! 東京23区・北エリアで愛される弁当店『つるや』の人気弁当BEST3

オーソドックスな味わいのルーがどこか懐かしい
「コロッケカレー弁当」

「コロッケカレー弁当」350円。このコスパの良さがありがたい!
「コロッケカレー弁当」350円。このコスパの良さがありがたい!

 まず一つ目は「コロッケカレー弁当」。ルーは最初甘く、あとからじんわりスパイスの辛さがやってくる、いわゆるオーソドックスな日本のカレー。福神漬けが添えられています。コロッケは王道ポテトコロッケです。

 ちなみにこのお弁当、一見、ルーの部分とライスの部分が分かれているように見えますが、ルーの下にもご飯があり、見た目よりお腹にドスッとたまるお弁当。そうだよね。お弁当なんだから、持ち運びを考えると、ルーだけの部分があったら不安定だし。しかし、これをゴハン特盛にしたら、エライコッチャなことになっていたかも。350円でこんなにも満足感を得るとは。コロッケカレーおそるべし、です。

一番人気の看板メニューは60年以上愛され続ける
「モモ焼き弁当」

「モモ焼き弁当」500円。写真はライス特盛+100円でトータル600円。ゴハンが弁当のフチからモリモリ出ています
「モモ焼き弁当」500円。写真はライス特盛+100円でトータル600円。ゴハンが弁当のフチからモリモリ出ています

「先代の時代からあるので、60年ぐらいあるメニューかな。学生さんが喜んで買っていきますね」とオーナー。にんにく、砂糖、醤油などで味付けをした、鶏もも肉の弁当は、タルタルソース、シュウマイ、お新香などがセットに。

 そのまま食べてもしっかり味がついているけれど、ソースにつけて食べると濃厚な美味しさを感じます。通常のライスでも盛りはいいのですが、鶏ももの一口でゴハン2~3口いけるので、胃袋に自信があるなら、ここはゴハン大盛りまたは特盛で注文するのがオススメ。だってご飯が進む絶妙の甘辛さ。60年もの間、人気弁当なのに納得です。

ネギ塩味で冷めても旨い!
「豚トロ弁当」

「トントロ弁当」600円。脂が強いトントロなのに、冷めても美味しいのはさすが!
「トントロ弁当」600円。脂が強いトントロなのに、冷めても美味しいのはさすが!

 3つめは「トントロ弁当」、ネギたっぷりのネギ塩だれのトントロに、シュウマイ、ちくわの天ぷら、ポテトサラダなどが一緒になっています。トントロって脂多めで冷めたら重くなるのでは? と思っていたのですが、これがネギ効果でクドくない! ほんのりカリカリも残っていて、ゴハンが進む味わいです。

 しかも、ゴハンの甘みを引き立てる味付け。さすが人気弁当店。ゴハンの良さを感じられる味付けのバランスが完璧! これ、ビール片手に味わうのも良さそう。トントロつまみにビールで味わって、シメにごはんとシュウマイやちくわとか。ごはんにもお酒にも合うネギ塩トントロ、グッジョブです!

野球を愛するオーナー。店頭には「つば九郎」のマスコットも
野球を愛するオーナー。店頭には「つば九郎」のマスコットも

 他にも、「さんぞく焼き弁当」(600円)や、「チキントマトステーキ弁当」(600円)などが人気メニューの『つるや 庚申塚店』。ちなみに、お店には「本日のサービス弁当」があり、日によって500円のお弁当が400円になるなどお得になるサービスも。

 また、ゴハンなし、おかずのみの注文の場合は定価の100円引きに。大喰いの学生さんなどは、お弁当2個買いで、1個は普通の弁当、2個目はゴハンなし弁当で買っていく、という人もいるそうです。

 店長はヤクルトスワローズのファンで、試合のある日は店頭にあるモニターで野球中継を見られるようにしているそう。「ヤクルトを推している方はもちろん、野球ファンの人はぜひ来て欲しいですね。どこのファンが来ても大丈夫ですよ」とニッコリ。

 ご近所さんはもちろん、近くにある大正大学の学生さんからも愛され続けている弁当店。庚申塚店の他にも、大塚店、新板橋店、板橋本町店などがあるので、詳しくは『つるや』のHPをチェック! 和洋中、鶏肉料理のバリエーションが豊富なので、お米と鶏肉を愛する人は、ぜひ『つるや』の弁当を味わって!

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

つるや 庚申塚店 外観

店名:つるや 庚申塚店

住:東京都豊島区西巣鴨3-6-1
TEL:03-3917-3265
営:9:00~22:00
休:不定休