簡単&美味しい! 無印良品の夏にオススメ“冷やしインスタント”シリーズの最優秀はコレ!

優秀なご当地系の冷やしレトルト

「冷やし山形ラーメン」
「冷やし山形ラーメン」

 続いてご当地系のレトルトを試してみました。最初は「山形風冷やしラーメン」です。山形といえば、最高気温記録ランキング5位の猛暑地。その山形の夏の名物「冷たいラーメン」を簡単に味わえるなんて、さすが無印良品、ナイスアイデアです。

 こちらも熱湯で5分間、麺を茹でます。乾麺なのですが、これが茹でるとびっくりするほどモチモチの細麺になるんです。こちらも流水でよくぬめりをとることが大事です。「スープは付属のタレと300mlの冷水で割る」と書いてありますですが、この冷水を少なめにして、そのぶん、氷をたっぷり入れるほうがひんやり感がアップしてオススメです。

 麺もスープもキンキンに冷えているのに、カツオ出汁の風味をしっかり感じながらいただくことができます。とてもさっぱりしているので、筆者はここにも「肉そぼろ」をプラスしました。コクが出てオススメです。

 また、この「山形風冷やしラーメン」は、冷やし中華とは違って酸味がないので、酸っぱいのが苦手な方にはピッタリ。なのですが、逆に酸っぱい味が好きな人は、レモンやライムの酸味を加えるとよりスッキリ、さっぱりいただけます。

実はリピートナンバー1は「宮崎の冷や汁」

「宮崎風冷や汁」250円
「宮崎風冷や汁」250円

 ご当地シリーズの冷やしレトルトは、ほかにも「宮崎風冷や汁」や「盛岡冷麺」もあります。「宮崎風冷や汁」は、鯵のほぐし身と出汁、宮崎産の麦味噌で味付けしたスープが入っており、冷蔵庫で冷やしておけば、ご飯、薄切りにしたキュウリ、崩したお豆腐、薬味としてミョウガを入れるだけ。とくに出汁スープは、鯵の風味が濃くて、かなり本格的です。そうめんのツユを足してつけ汁にしても美味しいですよ。

「盛岡冷麺」の方は、ちょっぴり酸味が少なく味も薄めでした。キムチで調整すればいいのかもしれませんが、キムチは同封されていないので、自分で購入する必要があります。ただ、市販のキムチは当たり外れもあり、今回はあまり上手くできませんでした。

「盛岡冷麺」250円
「盛岡冷麺」250円

 というわけで無印良品の冷やしレトルトアイテムを全制覇。どれもタレやスープを本格的に作ってあるので、具材を入れずにシンプルに食べても美味しいです。

 ちなみに個人的にリピートしたいと思ったのは、「宮崎風冷や汁」です。本来、冷や汁をイチから作ると鯵をほぐし、すり鉢で擦ったりするなど、とても手間がかかるもの。それを、封を開けるだけで食べられる点が何より嬉しい! 夏の食欲がないときにもピッタリ。ぜひ無印良品の冷やしシリーズを試してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)