みんなで楽しむクリスマス
「気の合う仲間がチーズを囲んでワイワイ楽しんでいるシーンをイメージしました。ワインだけでなく、日本酒や焼酎にも合わせていただける3種。4～6人の集まりにはちょうどいいと思います」
ブリ・ド・モー フェルミエ ロートシルト（画像中央）
先ほども登場した白カビチーズ。
「ぜひ味わっていただきたい白カビチーズの王様ははずせません。どちらのセットにも盛り込みました」
エポワス（画像左）
ワインの産地でおなじみ、ブルゴーニュ地方のチーズ。マール酒（ぶどうの搾りかすから作ったブランデー）を加えた海水で洗いながら熟成させるウォッシュチーズの王様。試しにたまたまあった大吟醸と合わせてみたが、お酒のさらっとした甘い香りと濃厚なミルクが相まって驚きの味わい。ウォッシュには赤と決めつけていただけに新鮮。ぜひ、お試しを。
「オレンジ色の美しい表皮にスプーンを入れると、とろっと柔らかく濃厚な風味が広がります。どこか香ばしい表皮の部分とは対照的に、生地の繊細なミルク感とこなれた味わい。また、スプーンを用意してテーブルにそのまま出せるのもパーティ向き」
アップルパイチーズ（画像右）
フレーバーあふれるチーズを追求し続けるイギリス「シングルトン社」のスペシャルチーズは、ほろほろと崩れ、ホクッとした食感が心地よい。甘さと香りの調和が絶妙で、甘いチーズはちょっと…という向きでもいける。紅茶やコーヒーもいいが、洋酒とも合いそうだ。なにより、デザートチーズを組み込んだ倉島さんの技ありセレクトに脱帽。
「甘みをおさえた生地にほんのりシナモンの香り。レーズンの酸味とアップルの食感が合わさって、チーズでアップルパイの味が再現されたデザートチーズです。紅茶やハーブティとの相性は言うまでもありません。赤ワインにも合いますよ」
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クリスマスギフト2セットとも、ベストなコンディションで、そして最後まで美味しく味わっていただきたいとの思いから残さず食べ切れる量にもこだわったそう。2人で、そしてみんなで。もちろんおひとりでもOK！ 分量はあくまでも目安だが、2017年のクリスマスのテーブルを飾るチーズはこれで決まりだ。
（取材・文◎笹森ゆうみ）
●DATA
店名：『Sundayfromage』
