【徹底解剖】からあげで有名な『福のから』の折詰弁当こそ“最強の弁当”である理由

「福のから折詰弁当」は無駄のないお弁当だった!

「福のから折詰弁当」(589円)。折詰に熨斗が巻いてあり、高級感があります
「福のから折詰弁当」(589円)。折詰に熨斗が巻いてあり、高級感があります

 まず、「福のから折詰弁当」は、コンビニのようなプラパックではなく、上質な紙製の折詰めで、しかも熨斗が巻いてあり、中は見えません。その上品さもさることながら、なにより、お弁当の蓋を開ける楽しさがあるのがイイですよね。というわけで、さっそく開封してみましょう。

「福のから折詰弁当」。こちらは玄米を選んだバージョン
「福のから折詰弁当」。こちらは玄米を選んだバージョン

 弁当の構成内容は以下のとおりです。

・ご飯
・からあげ×2
・厚焼き玉子
・ひじき煮
・高菜ゴマ油炒め
・紀州小梅
・ごま塩

 ちなみにご飯は白米、玄米、十穀玄米の3種類からチョイス可能です。しかも玄米や十穀玄米といった意識高めのヘルシー米を選んでも追加料金はナシ。良心的ですよね。

ヘルシー志向にも対応し、ごはんが選べます
ヘルシー志向にも対応し、ごはんが選べます

「おかずがちょっと少ないんじゃない?」と思った方もいるかもしれませんが、これで問題ないんです。いや、“これが”ちょうどいいんです。食べたらわかります。

 まずはおかずの主役・からあげ。2個ありますが、1個ずつ味が違うのがポイント。『福のから』の看板商品である「塩麹からあげ」と「だし醤油からあげ」の2種類が入っているんです。しかも一般的なからあげの1.5~2倍くらいのビッグサイズ。つまり、通常のからあげが4個くらい入っているお弁当と同等の食べごたえがあるんです。

左は塩麹からあげ、右はだし醤油からあげ
左は塩麹からあげ、右はだし醤油からあげ

 こちらのからあげは、衣のカリッとした部分としっとりした部分が共存していて、冷めても美味しいのが特徴。「塩麹からあげ」は上品な甘みとコクが、「だし醤油からあげ」は、まろやかなダシと醤油の旨みが、それぞれ衣にもお肉にもしっかりと染みています。

冷めても美味しいからあげ
冷めても美味しいからあげ

 そして噛むととても柔らかく、お肉はしっとり。揚げたてのからあげが最高なのは言うまでもありませんが、ここのからあげはむしろ冷めているほうが美味しいと筆者は思っています。

 さらに優秀なのが手作りの厚焼き玉子。

大きな厚焼き玉子
大きな厚焼き玉子

 この厚焼き玉子には、平飼いで育った鶏が生んだ栄養いっぱいの「美容卵」を使っただし巻きです。ふっくらしていて、噛むと玉子と出汁の旨味、甘みがじゅわ~っと口いっぱいに広がります。ちなみにこの厚焼き玉子もかなり大きく食べごたえ抜群です。

こちらは十穀玄米を選んだバージョン
こちらは十穀玄米を選んだバージョン

 ちなみに筆者は白米、玄米、十穀玄米の3種類、すべて食べたことがありますが、ご飯もかなり美味しいんですよ。ツヤツヤしっとり。そして、ご飯にのっている高菜ゴマ油炒めや紀州小梅、そしてひじき煮と一緒に食べると、お米の旨味がしみじみ感じられます。

まとめ

串揚げなど、からあげやお弁当以外も美味(食楽web)
串揚げなど、からあげやお弁当以外も美味(食楽web)

 というわけで、この「福のから折詰弁当」の箱の中身は、ごはん1粒も、そしてからあげの衣のかけらさえも残したくないほど。こんな無駄のないお弁当は出合ったことがありません。

 そして食べ終えた後、からあげ弁当にもかかわらず、くどさはゼロ。お酒のつまみにしてもいい量なんですよ。だから、ついついリピートしちゃうんです。ぜひ、「福のから折詰弁当」を食べてみてください。ホント美味しいですよ!

(撮影・文◎土原亜子)