【食楽検証】あの「辛ラーメン」のカロリーOFFバージョン「辛ラーメン ライト」は本当に美味しいのか? 実食して検証してみた!

ノンフライで、旨辛モチモチ麺はいかに?

左が「辛ラーメン ライト」、右が「辛ラーメン」
左が「辛ラーメン ライト」、右が「辛ラーメン」

 画像の乾麺をご覧ください。左が辛ラーメンライトのノンフライ麺、右が辛ラーメンのフライ麺。麺の太さも麺の色もまったく違いますね。そして袋の表示を見て旨味の元となる脂質の量を確認すると、「辛ラーメン ライト」は3.4g。辛ラーメンが15.0gなので約1/5まで減っていることがわかります。この段階で、「辛ラーメン ライト」の美味しさへの期待感は限りなくゼロに。

 しかし、物は試し。気を取り直して、袋の裏面の調理方法に従って作っていきます。「辛ラーメン ライト」は、鍋に水を500ml入れて沸騰したら、麺、かやく、粉末スープ、野菜調味油を入れて4分半煮込む、とあります。普通の辛ラーメンは水の量が550mlなのでちょっと少なめ。煮込み時間は一緒ですが、「辛ラーメン ライト」には野菜調味油という袋がプラスされているのが特徴です。

水の量も違うし、謎の野菜調味油とは何なのか…いろいろ気になります(食楽web)
水の量も違うし、謎の野菜調味油とは何なのか…いろいろ気になります(食楽web)

 裏面には、「〆にご飯を入れてお召し上がりになるとさらに美味しい一食になります」と書いてありますが、せっかくライトにしたのにご飯を入れたら台無しじゃねーか、と思わず心のなかでツッコミを入れてしまいます。ともあれ、4分半煮込んだのがこちら。

調理方法通りに作った「辛ラーメン ライト」
調理方法通りに作った「辛ラーメン ライト」

 これはこれで普通に美味しそうに見えますよね。ちなみに「辛ラーメン」のフライ麺はちぢれ麺ですが、こちらはストレートに近い形状。スープもやや薄い色をしていて、カロリーオフな感じがビジュアルから伝わってきます。

こちらは普通の「辛ラーメン」
こちらは普通の「辛ラーメン」

 しかし肝心なのはあくまで味。いざ実食してみたのですが…結論から言えば、正直、意外にアリでした。

 ノンフライ麺だからもっちり感がないのかと思いきや、全然そんなことはなく、口当たりはツルツル、噛めばもっちり。しかも麺自体が美味しい。辛さは若干弱めではあるものの、辛ラーメンらしく旨辛スープは健在で、その旨みが煮込んだ麺にきっちり染み込んでいます。つまり、ちゃんと美味しいのです。

ノンフライのストレート麺
ノンフライのストレート麺

 食べきってみると、やはり通常の「辛ラーメン」よりは全体的にあっさりしているのですが、辛ラーメンの旨辛味や麺の美味しさを決して裏切らないギリギリのラインを攻めています。これはなかなかイイじゃないですか。「辛ラーメン」は食べたいけど、カロリーは抑えたいという人にとっては、かなり満足度の高い商品だと思います。そして何より、世の中に星の数ほどあるカロリーオフ商品のなかでは、美味しさの完成度がかなり高いほうだと思います。

 残ったスープも旨味があって、確かにここにご飯を入れて食べたいな、と思わせる美味しさ。が、そこはダイエット中なので、グッとこらえてやめときました。ともあれ、ちょっとお値段は高いけれど、この「辛ラーメンライト」は、ダイエット中の助っ人になることは間違いないと思います。

調査結果

 辛ラーメンのカロリーオフバージョン「辛ラーメン ライト」は、普通の「辛ラーメン」よりあっさりしているけれど、旨辛さも麺の食感も、十分に満足できる味でした。ダイエット中にはかなりいい商品かもしれません。

(撮影・文◎土原亜子)