ファストフードのチーズバーガーはどれが旨い? マックからバーガーキングまで5社の「チーズバーガー」を食べ比べてみた!

「チーズバーガー」6種類を同時に食べ比べ

左上から時計回りにマック、モス、ロッテリア(絶品チーズバーガー)、ロッテリア(普通の)、バーガーキング、フレッシュネス
左上から時計回りにマック、モス、ロッテリア(絶品チーズバーガー)、ロッテリア(普通の)、バーガーキング、フレッシュネス

 向かった先は、東京・中野。なぜ中野かと言えば、駅周辺に「マクドナルド」、「モスバーガー」、「バーガーキング」、「ロッテリア」、「フレッシュネスバーガー」が勢揃いしている街だから。もちろん、どのお店にも「チーズバーガー」があり、まとめると以下の通りです。

 値段はマクドナルドの160円が最安値。最高値はフレッシュネスバーガーの450円。同じチーズバーガーでもかなり幅がありますが、モス、バーガーキング同一の270円なので、このあたりが平均的な価格帯と言えそうです。

 ちなみにロッテリアには「チーズバーガー」とは別に「絶品チーズバーガー」なるバーガーもあり、これは420円とややお高めですが、こちらも買って食べてみることに。というわけで、まずは定番のマックからスタートです。

軽くておやつ感覚!マクドナルドの「チーズバーガー」

マクドナルドの「チーズバーガー」160円
マクドナルドの「チーズバーガー」160円

 マックはチーズが入ったバーガーが10種類以上もありますが、もっともシンプルなのがこの「チーズバーガー」(160円)。何度も食べているのでわかってはいますが、異常な安さがありがたい!

 バンズの中には、ビーフ100%のパティ、そして中のチーズはオレンジ色のチーズ、大きめのピクルス、ケチャップ、刻みタマネギが挟まっています。ちなみにチーズはハンバーガーに合うように開発されたマックオリジナルブレンド。チェダーチーズを使用しているため、色がかなり濃いです。

マクドナルドのチーズバーガーをオープン
マクドナルドのチーズバーガーをオープン

 よく知っている味とはいえ、他のチーズバーガーと比べてみると、バンズの食感が軽くて歯切れがよく、噛むとそこはかとなく甘みがあり、中の具材と一緒に違和感なく口に入ってきます。パティは薄めでややカリッとしていますが、ビーフ100%らしい旨味はしっかりあり、塩味も強め。

 また、ピクルスやチーズ、ケチャップなど、各素材の味がはっきりしていて、他のバーガーに比べると全体的に味が濃いのが特徴。そして肝心のチーズは、とろけ具合も絶妙で存在感がしっかりあります。

 軽めなバーガーでありながら味わい自体は強めなので、スナック的な要素が強く、ついついビールやコーラが欲しくなります。これを基準に、他のバーガーも食べていきましょう。

ケチャップの旨味が光る! モスバーガーの「チーズバーガー」

モスバーガーの「チーズバーガー」270円
モスバーガーの「チーズバーガー」270円

 モスバーガーといえば、1972年に日本で生まれた国産バーガーチェーン。特製ミートソースを挟んだ「モスバーガー」や「モスチーズバーガー」が有名ですが、あえてシンプルな「チーズバーガー」(270円)を食べてみます。

 まずバンズですが、マックに比べて上下ともにかなり厚め。中の具材は、パティ、クリーム色のチーズ、ケチャップ、刻みタマネギ、そして少しマスタードも入っているのがわかります。

モスバーガーの「チーズバーガー」をオープン
モスバーガーの「チーズバーガー」をオープン

 食べてみると、バンズがもっちり&しっとりしていて、中の具材に歯が到達するまで、非常にソフトタッチ。中のパティも厚めで、蒸し焼きにしているようなふわっとした食感です。そしてトゲトゲしさが一切ない自然な甘味と旨味を感じるケチャップ。これがモスらしさを形作っているように思えます。しかも、ゴーダでしょうか。チーズが白く、これも主張が強すぎず、あくまで優しく寄り添うバイプレーヤーに徹している感じ。ピクルスも入っていないため、全体的にマイルドです。

 ハンバーガーを食べすぎると、なんとなく背徳感を感じることがありますが、このバーガーはなぜかそれを感じません。さすが日本生まれだけあって、非常に優しい味わい。