普段使いからハレの日使いもOKな調理家電「バーミキュラ ライスポット」の魅力とは?

粒立ちがよく香りのいいごはんは冷めてもおいしい

 炊飯方法は至ってシンプル。タッチパネルで「炊飯」を選択し、白米、硬さ、炊飯量を選択して、仕上がり時刻を設定したら「OK」をタッチするだけです。

 炊飯器との使い勝手の違いは、自分で炊飯量を選択する点と、水を付属の計量カップで計測する必要がある点です。個人的には、意図的に「おこげ」を作るモードもあるのが気に入っています。高級モデルの炊飯器にもおこげモードはありますが、普通クラスの炊飯器ではなかなかできないのでいいですね。

 白米の場合、自動浸水30分+炊飯30分の計60分で炊き上がります。急いでいるときや、あらかじめポットヒーターの外で浸水しているときには、浸水時間を短縮することもできます。

仕上がり時間を早めることで、浸水時間を短縮できる。
仕上がり時間を早めることで、浸水時間を短縮できる。

 炊き上がったごはんはつやつやしており、お米一粒一粒がしゃきり立っているのがわかります。お米の香りもしっかりしており、「これぞ鍋炊きごはん!」という感じです。

炊き立てのごはんだけでも十分なごちそうになる仕上がり。米粒がつやつやしている。
炊き立てのごはんだけでも十分なごちそうになる仕上がり。米粒がつやつやしている。

 今回はせっかくなので、付属のレシピブックに出ていた「牛肉とごぼうの混ぜごはん」を作りました。別鍋で作ったごぼうと牛肉の炒め物を、温かいご飯に加えてよく混ぜるだけ完成します。

「牛肉とごぼうの混ぜごはん」が完成。レシピブックにはごはんのレシピもたくさん掲載されており、料理のレパートリーが簡単に増やせる。
「牛肉とごぼうの混ぜごはん」が完成。レシピブックにはごはんのレシピもたくさん掲載されており、料理のレパートリーが簡単に増やせる。

 甘辛い味が白ごはんにしっかり絡み、食欲が進みます。柔らかいごはんが好きな筆者からすれば少し固めの仕上がりなのですが、味が付いたごはんはこれくらいのしゃっきり感があるほうが、汁気との相性がいいですね。もちろん、柔らかめのごはんが好きな人は、炊飯時に水の量を5~10%増やすのもアリ。

 味に関しては断トツで一般的な炊飯器とは比べ物にならないレベルのごはんが炊けるのですが、唯一不便に感じるのが、保温機能がないことです。とはいえ、炊飯器で炊いてもすぐに冷凍保存する人も多いでしょうし、炊飯器であっても保温したままのごはんは味が劣化しやすいので、余ったときの冷凍保存の習慣は身に着けておいたほうが良さそうです。

 また、バーミキュラ ライスポットで炊いたごはんは何故か冷めてもおいしいと思えます。硬くなるというよりは、もちもちになる印象です。お弁当やおにぎりにするには、最高のごはんだといえるでしょう。