サイゼリヤ・マニアが伝授! サイゼの定番料理を組み合わせて作る秘伝の「カスタマイズ・パスタ」がめちゃくちゃウマい

エスカルゴ入りの大人パスタがウマすぎる!

「ペペロンチーノ」300円
「ペペロンチーノ」300円

 まず、注文するのはシンプルな「アーリオ・オーリオ」もしくは「ペペロンチーノ」です。どちらもたったの300円。これをアレンジパスタのベースにするのが基本とのこと。最初のアレンジに必要なアイテムとして、「柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ」(200円)をオーダーします。

「柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ」(200円)と「ペペロンチーノ」を合わせた絶品パスタがたったの500円で完成
「柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ」(200円)と「ペペロンチーノ」を合わせた絶品パスタがたったの500円で完成

「青豆の温サラダとペペロンチーノを合わせます。青豆の甘味とペコリーノチーズ、そして半熟卵が加わることで栄養バランスがよくなり、具沢山で美味しくなります。何より青豆の食感が最高。味わいもまろやかで優しんですよ」(千穂さん・以下同)

 そして、これで終わりではありません。この“青豆ペコリーノチーズパスタ”をさらに進化させるアレンジがあるので、それも試しましょう、と千穂さん。なんと、それは意外にも「エスカルゴのオーブン焼き」(400円)! これをさらにトッピングすると言うのです。

「エスカルゴのオーブン焼き」(400円)
「エスカルゴのオーブン焼き」(400円)

「このエスカルゴのオーブン焼きは、ガーリックバターがしっかり効いていて、ワインやパンのお供として大人気のメニューです。これが、実はスパゲティの具材としても大活躍するんですよ」。うーむ、意外ではありましたが、確かにオイル系の料理なので、ペペロンチーノには絶対合いそうです。

「ペペロンチーノ」(300円)+「柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ」(200円)+「エスカルゴのオーブン焼き」(400円)で、合計900円
「ペペロンチーノ」(300円)+「柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ」(200円)+「エスカルゴのオーブン焼き」(400円)で、合計900円

 さっそく食べてみると、先ほどのまろやかで優しい味の“青豆ペコリーノチーズパスタ”が大変身。エスカルゴの苦味やガーリックバターが香る、めちゃくちゃ贅沢&大人の味わいになるんです。確かに進化してる! これは白ワインと一緒に食べたいですね。めちゃくちゃ合います。

 さらに最近、千穂さんがかなりハマっているアレンジパスタがあるそうです。それは、「野菜と白インゲンの煮込み」(450円)とペペロンチーノを合わせる方法です。

「ペペロンチーノ」(300円)+「野菜と白インゲンの煮込み」(450円)で合計750円
「ペペロンチーノ」(300円)+「野菜と白インゲンの煮込み」(450円)で合計750円

「野菜と白インゲンの煮込みは、ブロッコリーやカボチャ、白インゲンなどの野菜がクタクタ、トロトロになるまで煮込まれた優しい系のスープです。これがペペロンチーノのソースとしてめちゃくちゃ合うんですね。かけて混ぜるだけでも美味しいし、これに無料の調味料を追加して、さらなる美味しさを追求するのも楽しいですよ」と千穂さん。

無料で使い放題のサイゼリヤの調味料たち。一部購入も可能です
無料で使い放題のサイゼリヤの調味料たち。一部購入も可能です

 確かにサイゼリヤでは、オリジナルを含めた調味料が自由に使えます。これがサイゼの魅力のひとつでもありますよね。特に千穂さんが大絶賛するのが「ホットソース」。タバスコのような辛味と酸味が効いていて、ケチャップのようなとろみがある辛味ソースです。

「ホットソースをたっぷりかけると、ほとんどの料理がキレッキレの味になります。私がサイゼリヤが好きな理由の1つは、このホットソースでもあるんですよね」と力説する千穂さん。ホットソースのことは知ってはいましたが、筆者はこれまで使ったことがありませんでした。これは期待できそうですね。

サイゼリヤのオリジナル「ホットソース」はお店で購入も可能
サイゼリヤのオリジナル「ホットソース」はお店で購入も可能

 千穂さんのオススメ通り、ホットソースをたっぷりかけてみると、穏やかな味だった野菜の煮込みパスタが辛味や酸味でキリッと引き締まり、野菜の甘みを一層感じられる繊細な味わいに変化。さすがです!

 というわけで、前者の「青豆とエスカルゴのスパゲティ」は3品頼んで900円、後者の「野菜の煮込みスパゲティ」は2品頼んで750円。こういうのをイタリアンレストランで食べると、1000円超えは普通なので、かなりオトク。リーズナブルなのに高級店顔負けのアレンジが叶い、なおかつ調味料を使えばさらなるレベルアップも自由自在。まさにサイゼリヤの懐の深さを感じる体験でした。

「これ以外にも、サイゼリヤのアレンジメニューは数えきれないほどあります。そもそもサイゼの料理の味はどれも基本的にシンプル。だから組み合わせやすいんですよね。何よりいつ行っても気取ってなくて楽しく食事できるのが最高です」と千穂さん。というわけで、みなさんもサイゼに行ったら、自己流のアレンジ料理を見つけてみてください。

(撮影・文◎土原亜子)