旨い店はタクシー運転手に訊け! 東京・板橋区で絶対行きたい激ウマ“二郎系ラーメン”2軒

二郎系初心者も安心でウマい『ラーメン豚翔』(蓮沼)

『ラーメン豚翔(とんしょう)』の「ラーメン」
『ラーメン豚翔(とんしょう)』の「ラーメン」

 続いてご案内するのは板橋区・蓮沼町にある『ラーメン豚翔(とんしょう)』です。中山道を車で走ると、ひときわ目立つ黄色い看板が目印。電車なら都営三田線・本蓮沼駅から徒歩2分の場所にあります。オープンしたのは2015年の夏でしたが、私の記憶では本家の『ラーメン二郎 西台店』と板橋本町にある『ラーメン慶次郎』に次いで板橋区では古株の二郎系です。

オープンして7年目の『豚翔』
オープンして7年目の『豚翔』

 私はいつも「ラーメン」(760円)を注文し、コールは「ニンニク」にしています。ここの麺は自家製麺ではなくオーション(小麦の皮に近い部分の小麦粉)が弱めなのですが、ゴワゴワしていて、茹で加減は普通で注文しても、かなりしっかりした歯応えが楽しめます。麺の量は通常で230gなので、二郎初心者や少食の人も安心して完食できる量です。

二郎系にしてはさっぱり系のスープ
二郎系にしてはさっぱり系のスープ

 スープはいわゆる“非乳化”タイプで醤油感が強め。口に含んだ瞬間から醤油の香りが鼻に抜けます。良い意味で二郎感がなく、最後までグイグイ飲み干せそうなスープです。

 ちなみにここは豚が1枚なので、豚好きな人はやや物足りなさを感じるかもしれません。でもバラの巻豚で、柔らかさやしっかりめの味付けは非常に秀逸なので、豚が好きなんだ! という人は豚増しにするのをオススメします。

豚翔の豚は、豚増しがオススメ
豚翔の豚は、豚増しがオススメ

 また、野菜はもやしとキャベツの比率が6:4ほどで、シャキ感とクタ感のバランスも良く、しっかり野菜補給できる感じがイイですね。

 どっかりボリューム満点の二郎系を食べ慣れていると、ちょっと物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、女性でも子どもさんでもしっかり完食できるし、食後の胃の負担感も軽いので、特に二郎初心者の方には強くオススメしたいお店です。というわけで、今回は珠玉の2軒をご紹介しました。続編もありますので、お楽しみに!

(撮影・荒川治 文・土原亜子)

●プロフィール

荒川治
東京都内在住のタクシー運転手。B級グルメ好きが高じて、現職に就き、お客さんを乗車させつつ、美味い店探しで車を回している。中年になってメタボ率300%だが、「死神に肩をたたかれても、美味いものを喰らって笑顔で死んでやる」が信条。写真検索で美味しそうなモノを選び、食べに行って気に入ればとことん通い倒す。でもじつは、自分で料理を作ることも好きで、かなりの腕と評判。

●SHOP INFO

店名:『ラーメン豚嵐』

住:東京都板橋区蓮根3-3-2
TEL:非掲載
営:11:00~15:00(L.O.14:50)、18:00~21:00(L.O.20:50)
休:火

店名:『ラーメン豚翔』

住:東京都板橋区蓮沼町45-8
TEL:非掲載
営:11:00~14:30、18:00~23:30
休:月・不定休