お笑いコンビ・見取り図が選んだハーゲンダッツ「バニラ」にベストマッチするご当地食材を実食してみた!

第5位! 秋田県「いぶりがっこ」

秋田県産のいぶりがっこ。紀ノ國屋で入手
秋田県産のいぶりがっこ。紀ノ國屋で入手

 第5位は秋田県の「いぶりがっこ」。よくおつまみとしてチーズと一緒に食べたり、ポテサラに入ったりするいぶりがっこですが、まさかバニラに合わせるとは…! かなりクセが強いイメージがありますが、果たして一緒になるとどんな味わいになるのでしょうか。

いぶりがっこは小さめに刻んでのせるのがおすすめ
いぶりがっこは小さめに刻んでのせるのがおすすめ

 袋から出した瞬間から、いぶりがっこ特有のスモーキーな香りが漂ってきて、ホントに合うのかやや不安に。小さく刻んだものをのせて食べてみます。おっ、意外と合う! ハーゲンダッツならではの濃厚な味わいのバニラが、いぶりがっこの強めの味をまろやかに包み込んでうまく調和しており、薫香と塩味がまたアクセントになっていい感じ。これはアリなペアリングですね。

第4位! 神奈川県「クルミッ子(鎌倉紅谷)」

クルミを詰め込んだキャラメルをバターの生地で挟んだ神奈川県のお菓子
クルミを詰め込んだキャラメルをバターの生地で挟んだ神奈川県のお菓子

 続いて第4位は、神奈川県の人気お菓子「クルミッ子」。同県に本社を構える『鎌倉紅谷』の商品です。クルミがぎっしりつまったキャラメルをバター香る生地で挟んだ、何とも贅沢なお菓子です。

電子レンジで20秒ほど温めるとさらに美味しさUP
電子レンジで20秒ほど温めるとさらに美味しさUP

 ごろごろと入ったクルミがなんとも美味しそう。さっそくバニラと一緒に食べてみると、ほろ苦いカラメルがバニラと調和しつつも、味わいに深みを与えてくれます。さらに、バターの生地の香ばしさとクルミの渋み、食感も良いアクセントを与えてくれて、これだけでれっきとした1つのスイーツのよう。これはめちゃくちゃ美味しい…!

第3位! 宮城県「ずんだ」

池袋にある宮城県のアンテナショップでゲット
池袋にある宮城県のアンテナショップでゲット

 3位にランクインしたのは宮城県の「ずんだ」。枝豆(あるいはそら豆)のペーストですね。ハーゲンダッツでは過去に華もちシリーズで「ずんだ」を発売していたこともあるので、これは間違いない組み合わせなハズ!

ずんだあんの緑色が何とも鮮やか[食楽web]
ずんだあんの緑色が何とも鮮やか[食楽web]

 ずんだあんを少し取り、バニラをすくったスプーンにのせてひと口。バニラの濃厚なコクの中に、枝豆の風味を感じるワンランク上のアイスクリームに変化しました。ずんだあんのほのかな塩味がバニラの味わいにさらなるキレを持たせています。ずんだあんに入っている枝豆のつぶつぶ食感もたまらない!

第2位! 高知県「いも天」

東京では下北沢にある「日曜市のいも天 下北沢店」でしか買えません
東京では下北沢にある「日曜市のいも天 下北沢店」でしか買えません

 いよいよの第2位は高知県の「いも天」。筆者はこれを知らなかったのですが、高知県で35年ほど前から販売しているソウルフードだそう。高知県産の土佐紅というさつまいもを使用し、オリジナルの衣をつけて揚げた一品。これ、門外不出のレシピなんだとか。

いも天だけでも驚異的な美味しさ
いも天だけでも驚異的な美味しさ

 どんな味が気になったので、まずはいも天だけで食べてみることに。驚きのさくさく食感の衣に、ほんのり甘みを感じるお芋の味わいがたまりません! 高知県民はこんなに美味しいものを普段から食べてるんですね。うらやましい!

 肝心のバニラとの相性はというと、もちろん相性抜群。いも天のお芋自体の味わいが控えめなので、バニラとけんかすることなく見事に調和し、衣の香ばしさと塩味が良いアクセントに。揚げた衣のカリッと食感も楽しめます。

第1位! 京都府「生八ツ橋」

八ツ橋発祥を謳う「本家 西尾八ツ橋」のオンラインショップにて購入
八ツ橋発祥を謳う「本家 西尾八ツ橋」のオンラインショップにて購入

 栄えある第1位は京都土産のド定番「生八ツ橋」! ニッキで香りづけしたもちのような食感の生地であんこを挟んだ京都銘菓です。これもバニラとの相性は絶対イイはず。このランキングをつけた見取り図の盛山さんによると、生八ツ橋でバニラアイスを挟んで食べるのがおすすめとのことなので、その通りに食べてみると…

見取り図の盛山さん曰く、生八ツ橋でアイスを挟むのがおすすめなんだとか
見取り図の盛山さん曰く、生八ツ橋でアイスを挟むのがおすすめなんだとか

 うん、やっぱり最高の相性です。濃厚なバニラアイスとあんこが一体となり、クリーミーさの中にあんこのすっきりした甘味を感じる和の組み合わせ。さらに、ニッキによるシナモンの香りがミルクの甘さの中に一石を投じてくれるので、食べ飽きることもなし。もち生地のもちもち食感も◎で、これは納得の1位。

番外編! 長野県「七味唐がらし(八幡屋礒五郎)」

赤いブリキ缶が目印、八幡屋礒五郎の「七味唐がらし」
赤いブリキ缶が目印、八幡屋礒五郎の「七味唐がらし」

 おまけとして、筆者の出身県である長野県の「七味唐がらし」も試してみることに。七味で全国的に有名な「八幡屋礒五郎」は、元文元年(今から286年前)に、今や世界遺産にもなっている善光寺の境内で売り出したのが始まりだそう。筆者は七味はここのものしか使わないくらいお気に入り。料理に使うと、辛みだけでなく、豊かな香りと風味をしっかりとプラスしてくれます。

スプーンにすくって、少量ふりかけていただきます
スプーンにすくって、少量ふりかけていただきます

 スプーンですくったバニラアイスに、七味唐がらしを少量ふりかけて食べてみます。バニラの濃厚な味わいに、七味唐がらしの華やかな香りがプラスされて、風味がとても良い! そこに、後からピリリとした辛みが追いかけてきて刺激的な味わいに変化。筆者的には、お醤油を少したらしてもよりコクが出て美味しそうだと思いました。

まとめ

 というわけで、「#ダッツのおとも」公式リポーターである見取り図さんが選んだベスト5を実食したわけですが、どれもびっくりするほど相性抜群でした。単体でも美味しいハーゲンダッツのバニラが、トッピング一つでこれほど進化するとは…。みなさんもぜひ出身県や気になる県の組み合わせがあれば、お試しあれ。

(取材・文◎きなこ)