人気の熱海プリンのカフェ限定「かためプリン」は美味しいのか? 『熱海プリンカフェ2nd』で味わってきた

風呂上がりに「かためプリン」!? カフェで「熱海プリン」を味わう楽しさとは

「いい湯だな~」とプリンの声が聞こえてきそう。1個380円(税込)
「いい湯だな~」とプリンの声が聞こえてきそう。1個380円(税込)

 店内で食べるプリンを購入して、お風呂場みたいなカフェスペースに座っていると、出てきたのが湯桶に入った「かためプリン」。この可愛さだけでテンションが上がります。

 タイル貼りの店内は、どこか昭和の銭湯を思わせる雰囲気。湯桶に入った「熱海プリン」は、風呂上がりに飲む牛乳瓶をモチーフにした可愛い瓶に入っています。これも人気のポイントですね。

 紙のパッケージをむくと、昭和レトロな牛乳瓶と同じフタが出現。「熱海プリン」のアイコン・かばが描かれ、その可愛さに開けるのを躊躇ってしまいます。

 ちなみに定番の「熱海プリン」には、かばさん型の容器に入った特製カラメルシロップが付いてくるんですが、「かためプリン」は昔のそれのように、下にカラメルが沈んでいます。

 専用スプーンですくってみると、結構なむっちり感。卵のコクが口いっぱいに広がっていきます。これは、滑らかな口溶けの定番・熱海プリンとは全く違う味わい。実は昔の固めプリンを再現しつつも、ほんの少し熱海レモンと塩を加えているそうです。懐かしのに新しいこのプリンは味わうごとに滋味深く、後味も少しすっきりしていました。

 プリンの色も黄色味を一層帯びていて、苦味のあるカラメルと合わせるとさらに旨い。温泉に入った後に食べれば、身体の隅々まで栄養が染み渡りそうです。

「熱海プリン」は、毎日の湿度や気温に合わせてじっくりと丁寧に蒸し上げて作られます。シンプルな材料のみで素材の味を引き出しているため、飽きのこない美味しさ。定番のプリンも柔らかすぎず、固すぎず、絶妙な滑らかさを再現しています。だからこそ、この「かためプリン」も絶妙な配分で作り上げられているのが感じられました。

食べ終わっても余韻に浸れる可愛さ
食べ終わっても余韻に浸れる可愛さ

 ペロリと食べ終わった後の佇まいも可愛い。もう一個食べたい衝動に駆られましたが、お土産をゲット。おうちで「熱海プリン」祭りを楽しむとしましょう。