秘伝の「からしバター」でサンドイッチがバツグンに美味しくなる!
まずはお店のサンドイッチに実際に使われている「からしバター」のレシピを教えていただきました。からしといっても和からしではなく、ディジョンマスタードのこと。バターは無塩を使います。
ディジョンマスタード1瓶に対して、バターは450g。家庭で作る際はディジョンマスタード10gに対して、バター45gを基本にして、サンドイッチに使う分だけ作ると良いでしょう。
「パンや具材に塩味がついていますので、さらに有塩バターを使うと全体に塩辛くなってしまい、パン本来の風味や具材の味を損なってしまうんです」(小川さん)とのこと。レタスや生野菜を挟む場合は「からしバター」の代わりに、マヨネーズを使うのがおすすめだそうです。
チーズの女王「グリュイエールチーズ」でプロの味に!
「ハムチーズサンド」を作る時、特にチーズにこだわりたいところ。お店では、「グリュイエールチーズ」を使っています。
「スイス・グリュイエール地方で作られるチーズですが、チーズフォンデュやクロックムッシュなどにも使われていて、フランスの家庭でも重宝されているチーズです。とにかく風味がよく、コクもあります」と小川さん。
もし手に入らなければ、ゴーダチーズで代用も可能とのこと。厚みは2~3mmと少し厚めにカットします。スライスタイプなら2~3枚重ねると良いです。
シンプルなサンドだからこそブラックペッパーハムでエッジをきかせる!
もし手に入れられるなら、鎌倉ハムの「ブラックペッパーハム」で作るのがおすすめ。よりお店の味に近づくことができます。なければロースハムにブラックペッパーを振りかけるのでもOK。ハムとチーズだけのシンプルなサンドイッチだからこそ、味にアクセントを加える意味でブラックペッパーの風味がきいてきますよ。
「ツナサンド」を作る時は、マヨネーズを大胆に使う!
せっかく「ツナサンド」を作るなら、マヨネーズは思い切ってたくさん使うのがコツ。そうすることでツナとキュウリ、パンとの一体感が出て、ツナのパサパサ感も気にならなくなります。ツナ缶1個に対して、マヨネーズは大さじ2を入れます。
キュウリは先ほどのチーズのように、2~3mmほどの厚さにカット。キュウリのシャキッとした食感と、程よい瑞々しさがアクセントになります。
ということで、それぞれのコツを意識して、「ハムチーズサンド」と「ツナサンド」を作ってみましょう!