2021年に編集者が本当に愛用したダイソーの超便利キッチングッズBEST5

スナックや乾き物を一瞬で密封! 差し込み式「スライドジッパー」

「スライドジッパー」はサイズが16cmと20cmの2種類があり各110円(2本入り)
「スライドジッパー」はサイズが16cmと20cmの2種類があり各110円(2本入り)

 先ほど紹介した「袋キャップ スリム」と似た商品なのですが、こちらは差し込むだけで袋の商品を簡単密封できる棒状のタイプです。

 我が家には飲兵衛が多いので、ナッツやドライフルーツ、柿の種といった酒のつまみの袋菓子を常備しているんですが、これまでは輪ゴムやテープなどで適当に留めておいて、気づくと湿気ってしまっている…なんて事故がたびたびありました。しかし、この「スライドジッパー」と出会ってから、乾き物のつまみがほぼ不死身に。

袋の先端を追ってスライドジッパーで閉じるだけ
袋の先端を追ってスライドジッパーで閉じるだけ

 使い方も簡単。開封した袋の上部を折り曲げ、その隙間にスライドジッパーをスーッと差し込むだけです。これなら酔っ払っていても大丈夫。スナックの袋にさっと封ができ、明日も明後日も美味しさそのままポリポリできるのです。

最初見た時は、どう使うのかまったくわからないただの棒でしたが、使ってみると感動モノの魔法の棒でした
最初見た時は、どう使うのかまったくわからないただの棒でしたが、使ってみると感動モノの魔法の棒でした

 このスライドジッパー、どういう構造かというと、黒い棒とそれを覆う白い棒の隙間を利用して袋を閉じているんです。このアイデア、すごくないですか? しかもスーッと袋が閉じたときの快感。これを考えた人を、筆者は心から尊敬しています。

野菜を自由自在にカットできる「収納できるグレーター」

「収納できるグレーター」400円
「収納できるグレーター」400円

 続いてご紹介するのは、野菜を瞬時に美しくカットしてくれる「収納できるグレーター」(400円)です。

(1)太切り、(2)おろし、(3)細切り、(4)スライスといった4つのスライサーが1つになっていて、さらに受け皿・ボウル・フタ・食材を固定するホルダーまで付いている、まさに多機能型の万能グレーターなんです。

野菜のさまざまなカットをプロ並みに仕上げるグレーター
野菜のさまざまなカットをプロ並みに仕上げるグレーター

 これを使い始めてから、包丁の出番がかなり減りました。このグレーターがストレスなく野菜を均等にカットしてくれるからです。そして、野菜のカットの仕方によって、食感が繊細になり、美味しさまで変わることにも気づきました。

 たとえば、このグレーターでニンジンを「細切り」にしたら、プロ顔負けのふんわりしたニンジンの細切りが完成します。

グレーターでニンジンを細切りに
グレーターでニンジンを細切りに

 サラダにして食べたら、口当たりの良さやドレッシングの絡み具合がよく、包丁で苦心して細切りにしたニンジンサラダの何倍も美味しく感じました。やはり、カットの具合というのは味にも大きく影響するんですね。

 ちなみに、細切りだけでなく、太切りやスライス、おろしなども簡単にできて大満足。とても400円とは思えない多機能ぶりで、これもまた生活に欠かせない“優秀な助手”と言っても過言ではない逸品です。

交換がスムーズすぎる「ロール巻きゴミ袋」

「ゴミ袋ペール用20L ロール巻き」(110円)。ただのゴミ袋のようですが…
「ゴミ袋ペール用20L ロール巻き」(110円)。ただのゴミ袋のようですが…

 最後に、ゴミ袋です。ゴミ袋になんか便利な機能なんてあるの? と思うかもしれませんが、日々、ゴミ袋がたまり、そのゴミ袋を抱えてゴミ集積場に持っていく。そしてゴミ箱に新しいゴミ袋を装着する…という、日常的に繰り返しているこの行為、よくよく考えたら、かなり面倒じゃありませんか?

 この交換作業を少しでも軽減すべく、筆者は今年になって、ダイソーの「ゴミ袋ペール用20Lロール巻き」を購入するようになりました。このゴミ袋の最大のポイントは“ロール巻き”という点なのです。

ロール巻きはミシン目で1つずつに分かれる設計です
ロール巻きはミシン目で1つずつに分かれる設計です

 ロール巻きゴミ袋は、丸ごとゴミ箱の中に放り込んで使います。これがちょっとした交換作業の手間を軽減させてくれるのです。どういうことか、具体的に説明していきましょう。

最初にロール巻きのゴミ袋ごとゴミ箱へ入れてしまいます
最初にロール巻きのゴミ袋ごとゴミ箱へ入れてしまいます

 放り込んだゴミ袋は切り離さず、そのままで、一番先端の部分のゴミ袋だけを広げます。そのゴミ袋がゴミでいっぱいになったら、使用した部分だけ切り離します。

ロールごとゴミ箱に入れ、1番上の袋だけを広げて使います
ロールごとゴミ箱に入れ、1番上の袋だけを広げて使います

 そして、次回からは、下のゴミ袋を広げて使います。つまりゴミ袋を収納場所から取り出して交換する必要がなく、その場でスムーズ交換できるのです。え、それだけ? と思うなかれ。筆者が無精な人間なのは認めますが、日々たくさんの家事をこなす中で、ゴミ袋交換のストレスから解放されるのは、めちゃくちゃありがたいのです。

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 というわけで、2021年に買ったダイソーの商品は、日常生活のちょっとした不便を改善してくれたり、時短を叶えてくれる優秀なものばかりでした。もちろん、今回、紹介しきれなかったグッズもたくさんあります。皆さんもぜひ、ダイソーの便利すぎるキッチングッズを使ってみてください。目からウロコが何枚も落ちると思いますよ。

(撮影・文◎土原亜子)