福岡人が全力でオススメ! 福岡空港で買って後悔しない至極の「明太子」5選

別添えのタレ付きで香り高い『やまや』の「辛子明太子」

『やまや』の「辛子明太子(無着色)140g 匠のタレ付き」1296円。そういえば街中にも「やまや」の看板、結構みた気がする
『やまや』の「辛子明太子(無着色)140g 匠のタレ付き」1296円。そういえば街中にも「やまや」の看板、結構みた気がする

 まずは明太子といえば『やまや』。空港内はもちろん、街中でも「やまや」の文字は結構見かけた気がする。

「『やまや』は東京にも『もつ焼きやまや』というお店を展開していて、全国的にも名前が知られている大手明太子メーカーの一つですね。別添えになっている“匠のタレ”が特徴的で、後を引かない辛さに、柚子の爽やかな味が特徴です。福岡育ちの自分にとっては、子供の頃から親しんだ味の一つです。私の家では、お米とも食べてましたが、親がお酒の肴として食べていたことが多かったと思います」。なるほど。お酒との相性が抜群の明太子なんですね。

 箱を開けてみると、別添えでタレが付いていて、さっとかけて味わいます。タレが別添えなので、そのままでも、ちょっとかけてもいい感じ。ツヤ感も増すし。ゆず由来のフレッシュな香りと辛さを感じます。

発酵食品同士だから間違いない!ソフトタイプのチーズに乗せておつまみに

一口サイズのブリーチーズに乗せてみたら、旨み倍増! ワインでも焼酎でもなんでも合う美味しさ
一口サイズのブリーチーズに乗せてみたら、旨み倍増! ワインでも焼酎でもなんでも合う美味しさ

 このフレッシュな感じの辛さと華やかさを生かすならと、ソフトタイプのチーズに乗せたところ、めっちゃめちゃ美味しい! ねっとりしたチーズに明太子のピッとくる辛さと旨み、ちょいかけタレも援護射撃してきます。

 そして、5つの明太子の中で、一番プチプチ感を感じたのが『やまや』の明太子。だからこそねっとり&プチッと感がいいのかも。プチプチ感の強い明太子が食べたいなら、『やまや』をセレクト、ですね。

一般的にイメージする明太子ってこれなのかも。『福さ屋』の「辛子めんたい」

『福さ屋』の「無着色 辛子めんたい」90g 1080円。こっちの箱には「博多名物」の文字が
『福さ屋』の「無着色 辛子めんたい」90g 1080円。こっちの箱には「博多名物」の文字が

 続いて『福さ屋』の辛子めんたい、無着色タイプなので、開けるとツヤツヤプルプルのたらこ、といった感じ。

「『福さ屋』は私の勝手なイメージですが、時報ですね(笑)。テレビで21時を知らせるCMを昔から放送しているので、このCMを見るともうこんな時間か~。と少し寂しい気持ちになったのを覚えています。見た目は他の明太子に比べると薄いのですが、結構辛いです。ちなみに私の家の推し明太子がこの『福さ屋』ですね。パンチのある辛さがクセになります。子供の頃は、マヨネーズと混ぜて明太マヨにしてお米の上に乗せたり、野菜にディップして食べていました!」。21時のお知らせ。東京育ちで言うと、スジャータみたいなもの?

ホクホクジャガイモに乗せて明太バター! 何個でもいけそうな気がする!

ジャガイモを十字に切って明太子一切れとバター。小腹を満たす最強おやつ! 2つぐらいぺろっといける気がする
ジャガイモを十字に切って明太子一切れとバター。小腹を満たす最強おやつ! 2つぐらいぺろっといける気がする

 程よいピリッと感と旨味を楽しむなら、ゴハンはもちろんのこと、じゃがバター&明太子、明太バターが合う! ジャガイモのホクホク感と、熱で溶けるバターに、明太子のピリッと感がいいバランス。ほんのちょっとだけ刺激を感じるメリハリのある美味しさにしてくれます。

 最後の一口の後には手にバターやら明太子やら色々付いたけれど、もぉ、指舐めてもうまい! あっという間に食べ切ってしまいました。ちなみに、ジャガイモを深く切ると、明太子とバターが流れていっちゃうので、十字の切れ目はほどほどに入れるのがオススメです。

5個の中で一番辛味がビシッと来た!『かば田』の「辛子めんたい」

『かば田』の「昆布漬辛子めんたい(無着色)」110g 1080円。昆布漬けなので、昆布の細切れも一緒に入っている
『かば田』の「昆布漬辛子めんたい(無着色)」110g 1080円。昆布漬けなので、昆布の細切れも一緒に入っている

 そして、食べ比べた中で一番辛さがビシッとキリッと来たのが、『かば田』の「昆布漬辛子めんたい」。他の明太子に比べて、ゴハンが1.5倍ぐらい進む。

「『かば田』は福岡市じゃなくて北九州市に本社がある会社です。元々海産物と漬物の店だったこともあり、漬け込むことにこだわりがあるメーカーですね。5社の中では唐辛子の辛さが際立つ味付けですが、昆布を一緒に漬け込むことで、辛さだけじゃない昆布の旨さも感じる奥深さを楽しめる明太子です。店頭では、創業時の名残なのか干物なんかも売っているので子どもの頃は、明太子屋さんではなくお魚屋さんだと思っていました」。

ビシッとくる辛さをダイレクトに堪能するならシンプルに海苔巻きで!

昆布の旨みのポテンシャルがありつつ海苔で包む。じわじわピリッと、パリッとうまいっ!
昆布の旨みのポテンシャルがありつつ海苔で包む。じわじわピリッと、パリッとうまいっ!

 この辛さは、ぜ~ったい酒! 地元の焼酎があれば最高だけれど、チューハイとか、サワーとかのアテでちょこっとずつ味わうのがいいっ! ということで、シンプルに海苔巻き。昆布漬けだからノリとも相性抜群だし。ちなみにこのノリ、有明海産焼き海苔。コメもだけれど、ノリも地元産を入手していたので更にいい感じにハマっている気がします。大人の味だ~。