【検証】ダイソーの冷凍ご飯専用器で本当に“炊きたてふっくら”が再現できるのか試してみた!

果たしてこの容器は優秀なのか?

 試すといっても、なんてことはありません。ご飯を炊いてすぐにこの容器によそい、フタをして冷凍室に入れるだけ。では、ご飯を炊いてみます。炊き上がるまでに時間があるので、この「二重構造でふっくらおいしい」容器の構造を説明しましょう。

 その名の通り容器が二重構造になっていて、外側の容器の中に「凸型中子」という容器が入っています。「凸型中子」って何だ? って思いますよね。これは黒い凸型の器のことで、中に穴がたくさん空いている内側の器。このカタチ&穴が加熱ムラを防ぎ、蒸気を容器内全体に循環させる役割をするんだそうです。

これが「凸型中子」だ!
これが「凸型中子」だ!

 さらに透明のフタにも工夫があり、端っこに「蒸気抜き弁」がついています。フタをきっちりしめても、この部分を開けておけば、加熱中に弁が働いて余分な水分を外へ逃がすので、ご飯がベタつかないんですって。

透明のフタに「蒸気抜き弁」がついています
透明のフタに「蒸気抜き弁」がついています

 説明を読んでいるだけでまるで超優秀な炊飯器のように、ご飯を美味しくする工夫が満載なわけです。

 でも肝心なことは、本当にふっくら炊きたてになるかどうか、です。いつものプラ容器でご飯を冷凍してチンした場合と、この優秀な容器を使った場合とで、どれだけ味に差が出るのか。結局、「そんなに変わらなかった」なんてことになったら、4つも買ったことがバカバカしいだけですからね。

左が「二重構造でふっくらおいしい」容器、右がいつものプラ容器。どちらにも炊きたてのご飯を入れました
左が「二重構造でふっくらおいしい」容器、右がいつものプラ容器。どちらにも炊きたてのご飯を入れました

 そこで、いつものプラ容器で冷凍したものと、食べ比べてみることにしたのです。そして翌日。どちらもカチンコチンに凍ったご飯がこちらです。

どちらも凍ったご飯
どちらも凍ったご飯

 さっそく両方を電子レンジでチンしてみます。「二重構造でふっくらおいしい」の説明書きによれば、加熱時間の目安は600Wで約3分(500Wで約3分30秒)。これを忠実に守ってチンしていきます。

 3分後。できあがりました。それがこちら。

電子レンジで加熱した直後の様子。お米の状態が違うのが目視でもはっきりわかります
電子レンジで加熱した直後の様子。お米の状態が違うのが目視でもはっきりわかります

 まず、ご飯の香りが全然違います。匂いをお伝えできないのが残念ですが、「二重構造でふっくらおいしい」容器のほうは、まさに炊きたての美味しいご飯の香りがふわ~っと広がります。一方、普通の容器のほうはほどんど香りなし、飛んでしまっています。

 また、見た目のお米の粒感も違って、前者は粒感がはっきり&くっきりしていて、米粒が立っているのに、後者は立体感が少ないです。食べてみるとその差は歴然。炊きたてのお米の香りといい、食感といい、びっくりするくらい「二重構造でふっくらおいしい」容器のほうが美味!

香りやご飯粒感が、炊きたてのように再現されました!
香りやご飯粒感が、炊きたてのように再現されました!

 というわけで、ダイソーの「二重構造でふっくらおいしい」容器がいかにすごいかを実感しました。やっぱり4個買って大正解。もっと買っても良かったくらいです。みなさんもご飯を冷凍するなら、コレ、絶対おすすめですよ!

(撮影・文◎土原亜子)